北海道旅行におすすめの季節|春夏秋冬の見どころも紹介

北海道旅行の基本情報

日本有数の人気旅行先である北海道ですが、どの季節に旅行をするのがいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。今回は道民がおすすめする旅行の時期や、春夏秋冬それぞれの見どころを紹介するので、旅行時期を検討する際の参考にしてください。

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穴場時期は?

せっかくであれば観光スポットが混雑している時期はさけて、空いているときに旅行したいと考える方も多いのではないでしょうか。下に示したグラフは、北海道庁が発表している月ごとの旅行客数です(2018年度データ)。

北海道の観光客数が最も多くなるのは8月で、最も少なくなるのは11月となっています。スキー場もオープンしている2月あたりには少し観光客数も増えますが、やはり冬の間は全体的に観光客数が少なくなっています。冬の時期は除いて、北海道旅行をする際の穴場時期となると、ピークの7~8月は避けて、4~6月や9~11月が良さそうです。ただし、上のグラフは全道合計で見ていますが、観光客数の月ごとの変化は地域によって大きく異なります。詳細はこちらの記事で詳しく紹介しているので、気になる方は参考にしてください。

気温や積雪は?

北海道を旅行するときに気になるのが気温や積雪です。気象庁の観測データをもとに札幌の月ごとの気温を全国の主要都市と比べてみたのが下のグラフです。

日本最北に位置する北国の北海道では、冬の気温も日本で一番低くなります。札幌の1月や2月の平均気温は約マイナス3度で、日の最高気温でもプラスに届かない日も多くなります。東京などの気温と比べると約8度近く低い気温になるので、冬の北海道旅行をする際にはしっかりとした防寒対策が必要になってきます。

一方で夏の気温は東京などに比べてかなり涼しくなります。7月や8月の平均気温は約22~23℃となっており、東京などと比べると約5℃ほど低い気温になります。北海道の夏は湿度も高くないのでジメジメせず、避暑旅行にはとてもいい時期です。
次に札幌を例に月ごとの積雪をみてみましょう。

札幌では早い年だと10月くらいには初雪が降り、1月ごろには月の合計降雪量が1m40cm近くなります。積雪は2月頃に最も深くなり、1m近い雪が積もります。街中は一面の雪景色になり、歩道がツルツルになることもあるので、冬の北海道旅行を考えている方はスノーブーツなどを履いて、足元もしっかりとした雪対策をしましょう。

一方で、広大な面積を誇る北海道では、地域による雪の量の差も大きく、釧路などの道東エリアは北海道の中でもかなり雪が少ない地域になります。詳しくはこちらの記事で紹介しているので、併せて参考にしてください。

各季節の見どころ

北海道の春夏秋冬それぞれの季節の見どころを紹介します。

北海道では4月頃になると街中の雪もなくなってきて、ようやく春を感じるようになります。本州などでは4月に桜のが見ごろを迎えますが、北海道で桜が咲くのは5月のGW前後くらいになります。北海道にも桜の名所がたくさんあり、特に有名なのは函館の五稜郭です。

星形の五稜郭の周りに桜が一面咲き乱れて、とても素敵な風景を楽しむことができます。

札幌にも桜の名所は数多くあり、表参道を中心に約1,100本以上の桜が植えられている北海道神宮では、境内の甘味処で美味しいお菓子をいただきながら桜が楽しめるほか、市内の穴場の桜スポットである新川さくら並木では夜のライトアップも行われます。

また、桜以外にも5月にはチューリップや芝桜、菜の花など北海道の各地で素敵な花畑を楽しむことができます。チューリップが見られるおすすめのお花畑としては、札幌の滝野すずらん丘陵公園や湧別町のかみゆうべつチューリップ公園があります。

安平町や滝川市では、広大な畑一面が黄色く染まる絶景の菜の花畑を楽しむことができます。

また、大空町や滝上町では芝桜が見ごろを迎え、丘が一面ピンクに染まります。

7月から9月頃は北海道の雄大な自然が深緑に染まる夏の時期です。富良野のラベンダー畑が見ごろを迎えるのもこの時期で、富良野を代表するラベンダー畑がある富田ファームでは、一面紫の花が咲き乱れます。

ドラマなどの影響からラベンダーといえば富良野が有名ですが、札幌市内でもきれいなラベンダー畑を見ることができます。幌見峠にあるラベンダー園には約8,000株のラベンダーが植えられ、7月中旬から下旬にかけて見頃を迎えます。峠にあるラベンダー園からは、札幌の街も一望できます。

また、北竜町や名寄市では北海道らしい広大なひまわり畑を楽しむことができます。丘一面に黄色のひまわりが咲き誇る風景は圧巻です。

世界遺産にも登録されている知床でのクルーズツアーや知床五胡の散策、釧路湿原でのカヌー体験や旭岳でのトレッキングなど、北海道らしい自然を満喫できるアクティビティを楽しむのにはやはり夏が一番おすすめになります。

また、夏は北海道でもイベントが多く行われる季節でもあります。初夏の「よさこいソーラン祭り」をはじめ、札幌の街中がお祭りモード一色になる北海道神宮の例大祭、道内各地での花火大会など魅力的なイベントがたくさん開催されます。

10月や11月は北海道でも短い秋を感じる時期です。北海道で一番標高の高い旭岳から始まり、街中の樹木でもきれいな紅葉が楽しめる季節になります。北海道の紅葉スポットはたくさんありますが、最も有名な場所のひとつが札幌の定山渓温泉です。

定山渓温泉のほか、札幌の街中では北海道大学のイチョウ並木の紅葉が有名です。一直線に並んだイチョウの葉が黄色に染まり、落ち葉で地面まで黄色一色に染まります。見ごろ時期に開催される金葉祭では、きれいなライトアップも行われます。

このほか、前田森林公園など札幌周辺には圧巻の紅葉風景を楽しめるスポットがたくさんあります。秋は比較的旅行客の少ない穴場時期でもあるので、ゆっくりと北海道観光ができるのも嬉しいポイントです。

北国である北海道の冬は長く、12月から2月までは一面白銀の世界になります。北海道にはニセコをはじめ、最高品質のパウダースノーを楽しめるスキーリゾートがたくさんあるので、スキーやスノーボード好きな方には最高の旅行シーズンになります。

雪に覆われたモエレ沼公園などは、きれいな雪景色の中を散歩するだけでもとても気持ちよく、子供は雪遊びもできて家族みんなで楽しむことができます。

また、街中では「さっぽろホワイトイルミネーション」をはじめ、ため息が出るような綺麗なイルミネーションがたくさん行われます。

長い北海道の冬は、「さっぽろ雪まつり」をはじめ魅力的なイベントが多く開催される時期でもあります。雪まつりでは札幌の大通会場に大迫力の大雪像が並ぶほか、すすきの会場には芸術的な氷像が登場します。

雪まつりと同じ札幌の大通公園で行われる「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」では、会場内にドイツをはじめとする国内外の出店者によるクリスマスグッズ、ドイツ民芸品などの物品を販売するお店が並ぶほか、ワイン、ソーセージ、ドイツ菓子などの屋台が登場します。また、クリスマスムードを盛り上げるステージイベント、ドイツをはじめとする海外の文化を学べるイベント等も行われます。

千歳市にある支笏湖温泉で開催される氷濤まつりでは、支笏湖の水を凍らせて作る氷のオブジェが並び、夜にはライトアップも行われ、とても幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

このほか、網走や紋別などのオホーツク海には、例年1月から2月の期間、流氷がやってきます。紋別から出発する「ガリンコ号」や、網走から出発する「おーろら号」は、観光用に流氷を砕きながら進む流氷砕氷船で、迫力のある流氷の姿を間近で観察することができます。

おすすめの季節

春夏秋冬それぞれに良さがあり、おすすめの季節を決めるのはとても難しいのですが、初めて北海道旅行に訪れるのであれば、北海道らしい雄大な自然を満喫できる夏がやはりおすすめです。夏は富良野のラベンダー畑や美瑛の四季彩の丘など、北海道の魅力を感じられるスポットが見ごろを迎える時期です。

また、夏はウニなどの海の幸の漁が解禁される時期でもあります。夏に北海道旅行に訪れる際にはぜひ美味しい海の幸を堪能してください。

ハイシーズンなので少し観光客は多くなりますが、本州などと比べて気温や湿度の低い北海道に避暑旅行してみてはいかがでしょうか。

【NEWS】
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