札幌市北区に鎮座する新琴似神社は学問や安産のご利益がある神社として、地元の方に親しまれています。そんな新琴似神社では、春の大祭、夏詣、秋の大祭といったお祭りが開催され、屋台もたくさん登場することから、期間中は多くの人で賑わいます。今回は新琴似神社のお祭りの日程や開催の様子を紹介したいと思います。
新琴似神社について

新琴似神社は、明治20年(1887年)に屯田兵が新琴似の地に入植した際、開拓の守護神として、天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)、豊受大神(とようけのおおかみ)、神武天皇(じんむてんのう)の3柱の神を奉斎する神祠を建立したのが始まりの神社です。代表的なご利益は、安産・子宝、学業成就、商売繫盛、芸能などとされています。
新琴似地区は屯田兵により開拓された地であり、琴似神社の境内には、開村5年を記念して建てられた碑や屯田兵に関する資料館もあり、開拓の歴史を学ぶこともできます。
お祭り
新琴似神社では毎年、春の大祭、夏詣、秋の大祭という3つのお祭りが開催されています。また近年では札幌近郊の神社の新しいイベント「花詣」にも参加しており、開催期間中は素敵な花手水を楽しむことができます。
春の大祭

境内の八重桜が咲く5月、新琴似神社では春の大祭が開催されます。春の大祭では、街中を御神輿が練り歩くほか、境内には約60の屋台が登場します。また、近年は新型コロナウイルスの影響で規模が縮小されていましたが、地元学生吹奏楽部の演奏などの余興も行われます。
今年2023年の開催も決定しました。
【日程(2023年)】
5月19日(金)18:00~ 宵宮祭(中祭式)
5月20日(土)
9:00~例祭(大祭式)・浦安の舞の奉奏
10:00~ 神輿渡御
5月21日(日)10:30~ 後鎮祭(小祭式)
【屋台】約60店
5月19日・20日(10:00~20:00)
【その他】
・花手水も行われます。
・例祭限定御朱印が登場(500円)。
・20日14:00~新琴似小学校ミニ児童会館の奉納演舞
・20日15:00~新琴似中学校吹奏楽部の奉納演奏
夏詣
1年の折り返しである6月下旬から7月上旬に、前半の半年間の罪や穢れを清め、残り半年間の無病息災を願う「夏詣」。新琴似神社では夏詣の時期に「夏越しの大祓」として茅の輪が設置されるほか、屋台や限定御朱印が登場します。
【日程(例年)】6月30日~7月7日
【屋台】約10店(9:00~17:00)
※テイクアウト限定・境内での飲食不可
【その他】
・花手水も行われます。
・限定御朱印が登場。
・茅の輪くぐりができます。
秋の大祭

夏が終わり気温が下がってくる北海道の9月、新琴似神社では秋の大祭が行われます。秋の大祭に合わせて屋台も多数登場するほか、地元学生吹奏楽部の演奏、花手水や限定御朱印も登場します。境内の駐車場は露店出店のために利用できなくなるので、訪れる場合は公共交通機関を利用しましょう。
【日程】2023年9月20日(水)~21日(木)
■9月20日
10:00~ 馬鎮祭
10:30~ 戦没者慰霊祭
11:00~ 秋季大祭(大祭式)
16:40~ 奉納演舞
■9月21日
10:30~ 後鎮祭(小祭式)
【屋台】約40店(両日 10:00~20:00)
【その他】
・花手水も行われます。
・限定御朱印が登場。
花詣

花詣とは、札幌市内や近郊の神社が期間を合わせて手水舎を綺麗な花で飾る花手水を行うイベントですが、新琴似神社も毎年、年に数回行われる花詣に参加しています。開催は不定期ですが、開催期間中は素敵な花手水を楽しめます。
最後に
以上、今回は北区の新琴似神社で行われるお祭りを紹介しました。新琴似神社は1年間に行われるお祭りも複数あり、屋台もたくさん登場してとても楽しめるので、お祭りの機会にぜひ訪れてみてくださいね。
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