母子ともに無事な出産ができるよう願う安産祈願ですが、安産祈願を受けるにあたって、どこの神社がいいのか悩みますよね。
そこで今回は、札幌で安産祈願を受けるにあたって、オススメの神社を厳選して４つ紹介します。また、安産祈願が何かあまりよくわからない方のために、安産祈願の基本知識も少し紹介したいと思います。
安産祈願の基本知識
安産祈願とは
安産祈願とは、妊娠５カ月目の戌の日に、腹帯（岩田帯）を締めて、無事に子供が産まれることを祈願する風習です。
なぜ戌の日なのかというと、犬はたくさんの赤ちゃんを産むわりには、お産がとても軽いことから、昔から安産と多産の象徴とされているためです。戌の日は安産の吉日とされて、戌の日に安産祈願に訪れる人が多くなります。戌は十二支の11番目の干支であり、戌の日は12日に１度、つまり１カ月に３日ほどあります。ただ、戌の日でなければいけないということではなく、もちろん他の日に安産祈願を受けても構いません。
安産祈願の一般的な流れ
一般的な安産祈願の流れは次のようになります。
１．事前に安産祈願の予約をする（必要ないところもあります）
２．当日、受付で初穂料（玉串料）を渡す。
３．祈祷を受ける。
４．お守りやお札などの授与品を受け取る。
５．出産後、お札やお守りを返しに行く。
服装や準備するもの
服装には特に決まりはありませんが、あまりラフな服装、サンダルや短パン、Tシャツなどは避けた方が良いでしょう。また、社殿に上がる際に、裸足は禁止の場合もあるので、靴下等を履いていくようにしましょう。
準備するものは、基本的には初穂料だけですが、腹帯を持っている場合は持って行きます。初穂料はのし袋に入れてお渡しするのが正式です。
おすすめの神社４選
普段からお世話になっている神社などがあれば特に問題ありませんが、現代では、祈祷などで神社と関わることはなかなかありませんよね。私も北海道に移住してきたので、特にお世話になっている神社などは無く、どこで安産祈願を受けるかいろいろ調べて悩みました。
神社選びについては、出産後に安産祈願のお守りやお札をお返ししたり、赤ちゃんを連れてお宮参りをすることを考えて、行きやすいところに決めるのも方法のひとつです。
今回紹介するオススメの神社は、いろいろ調べた中で、ある程度大きい神社であること、祈祷について公式サイトなどで情報が確認できること、安産についてご利益があると言われていること等をポイントに厳選しました。
西野神社
札幌で安産に関して最もご利益があると言われているのが西野神社です。福山雅治さんが訪れた神社としても有名です。
西野神社が安産や縁結びで有名なのは、主祭神である豊玉姫命（トヨタマヒメノミコト）の代表的な御神徳が縁結びや安産であるためです。
西野神社の創祀120周年記念碑は安産の象徴である犬を配しています。安産祈願の場合は、生まれてくる子供の干支の子犬を撫でるとご利益があるそうです。また、自分の健康祈願の場合は、自分の干支の子犬を、子宝祈願の場合は、真ん中の親犬を撫でるそうです。
私自身も西野神社で安産祈願を受けたので、詳しい内容はこちらの記事で紹介していますよ↓
| 所在地 | 北海道札幌市西区平和1条3丁目 |
| TEL | 011-661-8880 |
| アクセス | ジェイ・アール北海道バス「平和１条３丁目五天山公園前」バス停から徒歩約１分 |
| 安産祈願 | 要予約（web予約可）/ 初穂料 4,000円 |
| 受付時間 | 9:00～16:30 |
| 駐車場 | 有り（無料） |
| 公式 | 公式サイト |
北海道神宮
北海道神宮といえば、北海道では一番有名な神社です。他の神社では、安産祈願を受ける場合、基本的には予約が必要ですが、北海道神宮では予約は必要なく、当日の受付で祈祷を受けることができます。
神社の規模も大きいので、一度に多くの人数で祈祷が行われます。
初穂料は５千円または１万円で、１万円の場合、祈祷後にいただけるお札に名前と願意を入れてもらえます。
| 所在地 | 北海道札幌市中央区宮ヶ丘474 |
| TEL | 011-611-0261（北海道神宮社務所） |
| アクセス | ・地下鉄東西線「円山公園駅」から徒歩１５分 ・ＪＲバス「北海道神宮」から徒歩１分 |
| 安産祈願 | 当日受付 / 初穂料 5,000円または10,000円 |
| 受付時間 | 9:00～閉門の30分前まで |
| 駐車場 | 祈祷の場合２時間無料 / 以降１時間500円 |
| 公式 | 公式サイト |
札幌諏訪神社
札幌諏訪神社は、素敵な花手水でも有名ですが、安産・子授かりにご利益があるということでも人気の神社です。安産や子授かりのご利益があるとされるのは、札幌諏訪神社の２柱の御祭神が夫婦であり、御子神を二十二柱もうけられたとされているためです。
境内にある２本の神木は、夫婦神木とも呼ばれ、触れると安産・子授かり・縁結びにご利益があるとも言われています。
札幌諏訪神社で祈祷を受ける場合、素足ではなく、靴下等を履いていきましょう。
新琴似神社
北区にある新琴似神社は、明治20年（1887年）に屯田兵が新琴似の地に入植した際、開拓の守護神として建立されたのが始まりの由緒ある神社です。境内には屯田兵に関する資料館もあり、開拓の歴史を学ぶこともできます。
安産や学問、商売繫盛などのご利益があるとされ、駅からのアクセスもいいことから、一年を通して、多くの参拝客が訪れます。
初穂料は５千円、１万円または２万円で、金額に応じて授与品などが変わってきます。新琴似神社で安産祈願を受ける場合、事前に予約し、素足は避け靴下等を履いていきましょう。
最後に
札幌で安産祈願を受けるにあたって、おすすめの神社を４つ紹介しました。母子ともに無事に出産できるよう願いを込める安産祈願、札幌で神社選びをする際の参考になれば嬉しいです。
