花詣とは、札幌市内やその近隣市町村の複数の神社が期間を合わせて、手水舎を花で飾る「花手水」を行うイベントです。期間中は、色鮮やかな花手水を見られるだけでなく、限定の御朱印も登場します。2024年ゴールデンウィークには、第７回の開催も決まりました。花詣を機会に、道内の神社を巡ってみてはいかがでしょうか。
花手水とは
手水舎は、本来、参拝時に手や口を手水で清める場所ですが、近年の新型コロナウイルスの流行により、不特定多数の参拝者が手を触れる柄杓の使用や、手水舎の使用の中止が多くの社寺で行われるようになりました。そんな背景の中、新型コロナウイルスの収束を願い、各社寺は、使われない手水舎に花を飾るようになりました。
札幌市内の神社で、花手水で有名なのが札幌諏訪神社です。札幌諏訪神社は、太宰府天満宮の手水鉢に紫陽花が浮かべられた様子をニュースで見て、同じように2020年の６月から花手水を始めました。
他の神社では期間限定で行われることの多い花手水ですが、札幌諏訪神社では一年中鮮やかな花手水を見ることができます。そのため、冬の時期は、凍った手水の中に鮮やかな花が閉じ込められた珍しい光景も見ることができます。
札幌諏訪神社については、こちらの記事で詳しく紹介しているので、参考にしてください↓
花詣とは
花詣とは2020年７月から「花手水めぐり」という名称で始まった新しいイベントです。花手水を始めたばかりの札幌諏訪神社では、当初あまり反響はありませんでしたが、複数の神社で一斉に花手水を行うイベントを開催してはどうかと、市内の神社に声をかけ、最初の「花手水めぐり」が開催されました。その後イベントは人気となり、「花詣（はなもうで）」という名称で、年2回ほど開催されています。
花詣の期間中は、札幌市内やその近隣市町村の神社で花手水が行われるほか、期間限定の御朱印も登場します。
第４回花詣に参加した全神社の花手水の様子はこちらの記事で紹介しているので参考にしてください。
第7回花詣について
2024年ゴールデンウィークに第7回花詣の開催が決定しました。期間中の約１週間は各神社で素敵な花手水が見られます。期間中には花詣限定御朱印もいただけるほか、数に限りはありますが御朱印を受けられた方はオリジナルクリアファイルももらえます。
【開催日程】2024年4月27日(土)～5月6日(月)
【参加神社】
・札幌護国神社 札幌市中央区南15条西5-1（Instagram）
・弥彦神社 札幌市中央区中島公園1-8（Instagram）
・伏見稲荷神社 札幌市中央区伏見2-2-17（Instagram）
・豊平神社 札幌市豊平区豊平4条13-1-18（Instagram）
・月寒神社 札幌市豊平区月寒西3条4-1-56（Instagram）
・新琴似神社 札幌市北区新琴似8条3-1-6（Instagram）
・江南神社 札幌市北区屯田7条6-2-25
・新川皇大神社 札幌市北区新川3条13-3-12（Instagram）
・琴似神社 札幌市西区琴似1条7-1-30（Instagram）
・発寒神社 札幌市西区発寒11条3-1-33（Instagram）
・札幌諏訪神社 札幌市東区北12条東1-1-10（Instagram）
・手稲神社 札幌市手稲区手稲本町2条3-4-28（Instagram）
・星置神社 札幌市手稲区星置南1-8-1（Instagram）
・厚別神社 札幌市清田区平岡2条1-3-1（Instagram）
・大谷地神社 札幌市厚別区大谷地西2-2-1
・廣島神社 北広島市中央4-3-2（Instagram）
・千歳神社 千歳市真町1
・錦山天満宮 江別市野幌代々木町38-1
・当別神社 当別町元町51-121（Instagram）
花詣の開催風景
過去の花詣の開催中に、いくつか神社を巡ってきたので、その様子を紹介したいと思います。
琴似神社
札幌市西区にある琴似神社の花手水の様子です。上品な感じでとてもきれい。
花詣限定の御朱印も登場しますよ。
新川皇大神社
札幌市北区にある新川皇大神社の花手水の様子です。龍の耳元にもお花が飾られていてとてもかわいいですね。
花詣限定御朱印もいただけましたよ。
新琴似神社
札幌市北区にある新琴似神社の花手水です。中央にはアマビエも飾られていました。
こちらも花詣限定の御朱印が登場しますよ。
最後に
神社を彩る色鮮やかな花手水による北海道の新しいイベント「花詣」。良い機会なので、ぜひ期間中にいろいろな神社を巡ってみてくださいね。
