雪国の北海道は、冬の間一面真っ白な雪に覆われます。ただ、積雪量には年によって変動があり、あまり雪が降らないや、どっさり降る年があります。
今回は、北海道の歴代最大積雪深の記録を紹介します。また、全国の歴代最大積雪深とも比較してみたいと思います。
北海道の積雪深ランキング
北海道の歴代最大積雪深を多い順に並べたのがこちら。
北海道内で観測史上、1番積雪が深くなったのは、幌加内(ほろかない)町で324cmでした。3mを超える積雪となると大人も完全に埋まってしまう深さですね。
ちなみに幌加内町は、気象庁の公式記録ではありませんが、過去日本最低気温であるマイナス41.2℃を記録した地でもあります。雪も多いし寒いしなかなかすごい町ですね。
2番目に積雪が深くなったのは、北海道有数のスキーリゾートであるニセコにも近い倶知安町でした。読みにくい町名ですが「くっちゃん」と読みますよ。
3番目の朱鞠内(しゅまりない)は、1位の幌加内町内にある地名で、朱鞠内湖は日本最大の人造湖としても知られています。
日本の積雪深ランキング
日本の歴代積雪深ランキングを見てみましょう。
日本の過去最大積雪深を記録したのは、滋賀県の伊吹山で1182cmでした。2位の青森県の酸ヶ湯の倍以上の差をつけての記録です。10mを越える積雪なんてとんでもないですね。この記録は、世界の歴代記録のなかでも1位の記録だそうです。
2位の青森県の酸ヶ湯は世界でも最も積雪量の多い場所の1つです。ただ、1位の伊吹山に比べると標高が低い(925m)ため、降る雪の量は多くても、伊吹山よりは溶けるのが早いとのこと。
北海道の1位である幌加内は、全国的に見ると17番目の記録でした。
最後に
今回は、北海道と全国の過去最大積雪深について紹介しました。北海道で過去1番積雪が深くなった2018年は、筆者も北海道に移住した後のことで、日々雪かきが大変だったことを覚えています。それでも全国的に見ると、まだまだ積雪が多い地域があるのは驚愕でした。
北海道の温暖化が進むと、一気に雪が積もるドカ雪が増えるとも言われているので、今後どんどん記録を更新していくかもしれませんね。