北海道への地気球温暖化の影響|気温は上がってる?雨や雪の量はどうなる?

北の暮らし / 移住

世界全体に大きな影響を与えている地球温暖化ですが、北海道への影響はあるのでしょうか。
今回は北海道の長期的な気温の変化や、温暖化の影響について考えたいと思います。

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地球温暖化とは

地気球温暖化があまりわからないという方のために少し説明すると、地球温暖化とは人が生活することにより発生する温室効果ガスが大気を温めることにより、地球規模で気温が上がる現象のことです。
温室効果ガスには、二酸化炭素やメタンなど複数の種類がありますが、中でも主要な温室効果ガスである二酸化炭素の濃度は年々増加し続けています。
北極の氷が溶けているなど聞いたことがあるかもしれませんが、温暖化の影響は高緯度の地域で特に大きくなっています。

北海道の気温は上がってる?

では、実際に北海道の気温はどう変化しているのでしょうか。北海道の主なまちの年平均気温をグラフにしてみました。

気象庁の過去データより作成

グラフは1900年から2022年の年平均気温を示していますが、どのまちでも年々気温が上がっている傾向が見られます。
札幌だけを抜き出してみたのがこちら。

気象庁の過去データより作成

1900年当初はだいたい6℃くらいだった年平均気温が、2022年には9℃くらいになっています。これは約120年で3℃ほど気温が上がっていることになります。
ただし、気温の上昇は単純に全てが地気球温暖化が原因ということではなく、ヒートアイランド現象の影響も含まれている可能性があります。ヒートアイランド現象とは、札幌などのまちが昔に比べて都会になってきたことで、緑地・水面の減少、アスファルトやコンクリート地面の増加によって地面に熱がこもるようになったことや、エアコンから排出される熱や、ビルの密集により風通しが悪くなることで、気温が上がる現象のことをいいます。
上のグラフで示したまちは、昔に比べて都市化してきた結果、ヒートアイランド現象と地球温暖化の影響が組み合わさって、気温が上がってきたのかもしれません。
では、街から離れた人口の少ない地域はどうなのでしょうか。
代表として幌加内町と中川町を見てみましょう。

気象庁の過去データより作成(1978年から2022年)
気象庁の過去データより作成(1978年から2022年)

2つの町とも観測期間は短くなりますが、どちらも気温が上がってきているように見えます。やはり地球温暖化の影響は北海道でもありそうです。

温暖化するとどうなる?

温暖化した結果、北海道はどうなるのでしょうか。単純に夏が暑くなって、冬が少し厳しくなくなるだけでなく、温暖化には様々な気候変化を引き起こす可能があります。

雪への影響

温暖化が積雪に与える影響については、日本海側と太平洋側で異なると言われています。単純に考えれば、気温が上昇すればと雪は減ります。実際に日本の太平洋側では雪の量が減っていると言われています。一方で、日本海側は温暖化によって雪が増える(ドカ雪が増える)と予測されています。これには、日本で雪が降るときのメカニズムが関係しています。冬の間、中国大陸の北部は冷たい高気圧に覆われます。一方で、北海道の東側の海上には低気圧が発達し、いわゆる西高東低の気圧配置になります。風は気圧の高い方から低い方へ流れるため、日本には西から東の方向へ風が流れることになります。

札幌管区気象台サイトより引用

その際、冷たい風が暖かい日本海の上を吹き抜ける間に水蒸気を補給して、湿った冷たい風として日本に到達します。この風が山脈にぶつかって上昇することによって雪雲となり、日本海側に雪を降らせます。

温暖化が進んだ場合、日本海の温度が上昇することによって、日本海上を吹き抜ける風がたっぷり水蒸気を補給し、日本海側にドカ雪を降らせることになります。
実際に、北海道の積雪量の変化を見てみましょう。まずは北海道の主なまちの中で太平洋側代表として釧路をグラフにしてみました。

気象庁過去データから作成(1953年~2022年)

傾向は弱いですが、なんとなく雪が減っている気がしますね。
次に日本海側の代表として、留萌と羽幌の積雪量を見てみましょう。

気象庁過去データから作成(1953年~2022年)
気象庁過去データから作成(1953年~2022年)

日本海側では、こちらも傾向は弱いもののやや雪が増えているようにも見えます。ただ、観測期間はまだ短いので、温暖化に対する積雪の影響は、今後まだ長期的に調べていく必要がありそうです。

雨への影響

雨への影響を見るため、北海道の主なまちの長期的な年間降水量の変化を調べてみましたが、あまり変化は無さそうでした。
ただし、1年の雨の総量ではなく、雨の降り方を見ると温暖化の影響が出てきていると言われています。下のグラフは、北海道で1時間に30mm以上の雨が降った回数を1年ごとに調べたものです(1地点あたりに換算)。

札幌管区気象台サイトから引用

1時間に30mm以上の雨というと、傘をさしていても意味のないくらい濡れてしまったり、道路の冠水や、長く続くと洪水や土砂崩れなどの災害も発生する可能性がある雨量です。温暖化の結果、そのような極端な大雨が増えている可能性がありそうです。ただ、観測期間はまだ短いので、今後も注意して観測を続けていく必要がありそうです。

最後に

以上、北海道の温暖化について紹介しました。温暖化の影響は、今回紹介した雪や雨への影響だけでなく、異常に暑くなる日の増加や、動植物の生息域や生態への影響、農作物への影響など、北海道に様々な変化をもたらす可能性があります。
北海道がこのまま温暖化していかないために、まずは自分たちにできる簡単なことから取り組んでいきたいですね。

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