3月の北海道旅行｜気温や積雪は？服装は？おすすめの観光スポットは？

本州の３月といえば、桜も開花し始める季節ですが、北国の北海道では桜が咲くのはまだまだ先、街中には雪も残るまだ寒い季節です。今回は、３月の北海道の気温や積雪量、オススメの服装や観光スポットを紹介したいと思います。卒業旅行などで３月の北海道旅行を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

３月の気候について

１年を通して観光客の多い北海道ですが、３月は比較的旅行者の少ない穴場時期でもあります。ただ、北海道の３月はまだ雪も降る寒い時期です。

平均気温

北海道の主な市町村の３月の平均気温はこちら。

３月の北海道の平均気温はまだ０℃前後で、関東の真冬以上の寒さになります。道内でも地域によって少し気温差があり、道南の函館ではやや暖かく、平均気温は約２℃くらいになります。

最低・最高気温や積雪量

次に３月の日最低・最高気温の平均や積雪量も見てみましょう。

平均気温が０℃前後とはいえ、最低気温はもっと冷えるので、万全の防寒対策が必要です。雪もまだ降る時期です。北海道の雪はサラサラで、普段は傘を差さなくても大丈夫なんですが、気温がやや上がってくる下旬は水っぽい雪が降るので、折りたたみ傘を持っておくといいかもしれません。

下旬は歩道の雪も少し溶けてきてべちゃべちゃになるので、靴は水の染みないものを履くのがおすすめです。

全国との比較[平均気温]

３月の札幌の平均気温を日本全国の主な都市と比較してみましょう。

東京との気温差は約８℃くらいあります。これは体感的にはかなり寒くなるので、東京の３月の服装で旅行に来ると、体調を崩してしまうかもしれません。

全国との比較[最低・最高気温]

３月の札幌の最低気温や最高気温の平均を日本の主な都市と比べてみた表がこちらです。

東京の最低気温よりも札幌の最高気温の方が低いですね。最高気温で比べても東京より約10℃も低くなります。沖縄は３月になるともうポカポカですね、羨ましい。

服装について

３月の北海道を旅行するのには、どんな服装がいいのでしょうか。ここでは北海道に移住した筆者オススメの服装を紹介します。

男性の場合

基本となるおすすめの服装はこちら。

まだまだ寒い３月の北海道では、インナーにはヒートテックなどの暖かい肌着がマストです。

ヒートテックの上に、長袖とセーターなどを重ね着しましょう。

１月や２月ほどの重装備のアウターではなくても大丈夫ですが、アウターはダウンなどの暖かいものを選びましょう。雪が降ってきたときにかぶれるように、フード付きのものがおすすめです。

下は、ヒートテックを着た上に、暖かい素材のズボンを選びましょう。

寒いときは足先が痛くなるくらいに冷えてくるので、靴下は厚手でロングの方が良いです。

３月の北海道は、まだまだ積雪があるので、靴は滑りにくいスノーブーツがベストです。下旬になると、スノーブーツほどではなくても大丈夫ですが、雪が溶けてきて歩道がべちゃべちゃになるので、水の染みるスニーカーなどは避けた方がいいです。

べちゃべちゃの路面対策として、できるだけ水の染みないハイカットの靴を選びましょう。防水スプレーをかけておくとなお良いです。

頭も寒くなるとつらいので、ニット帽などをかぶるのがおすすめです。

耳が冷えて痛くなるので、もしニット帽で髪型が崩れるのが嫌な方などは、イヤーマフがあると耳が冷えずに済みます。

首元も冷えるので、マフラーやネックウォーマーがあると良いです。下旬などの暖かい日は、カバンにしまっておきましょう。

手袋もお忘れなく。

女性の場合

女性の場合も男性と同じく、基本となるオススメの服装はこちらです。

３月でも北海道はまだ寒いので、インナーにはヒートテックなどの暖かい肌着がマストです。

ヒートテックの上には、長袖やセーターなどを重ね着すると暖かいです。

１月や２月ほど重装備のアウターではなくて大丈夫ですが、アウターは暖かいコートなどを選びましょう。できれば雪のくっつかないサラサラした素材のものがベストです。雪が降ってきたときにかぶれるようにフードが付いているアウターがおすすめです。

下は、ヒートテックの上に暖かい素材のズボンを選びましょう。

足先は冷えて痛くなりやすいので、厚めの長い靴下がおすすめです。

靴はムートンブーツのような暖かいものを選びましょう。無ければ、できるだけ水の染みない防水のものを選びましょう。雪もまだ残っているので、もし持っていればスノーブーツが一番おすすめです。

耳や頭の防寒対策にはニット帽がおすすめですが、ニット帽をかぶりたくない方はイヤーマフがあると耳が冷えて痛くならずに済みます。

首が冷えると体全体の冷えにつながるので、首元にはマフラーやネックウォーマーもあると良いです。

手袋も忘れず持って行きましょう。

子供の場合

子供の場合も基本的には大人と同じですが、思いっきり雪遊びを楽しむため、アウターはスキーウェアを着ておくのがおすすめです。
北海道の観光スポットでは、スキーウェアを着ている子供がたくさんいるので、浮いてしまうことは特にありません。

３月のおすすめ観光スポット

３月の北海道のおすすめ観光スポットを紹介します。

流氷砕氷観光船で流氷観察

網走や紋別などのオホーツク海には、例年１月頃から流氷がやってきます。紋別から出発する「ガリンコ号」や、網走から出発する「おーろら号」は、観光用に流氷を砕きながら進む流氷砕氷船で、迫力のある流氷の姿を間近で観察することができます。
極東最大の大河アムール川からやってくる流氷ですが、北半球で、流氷がここまで南に降りてくるのは、オホーツクのみで、人が暮らす地域で流氷が観察できるところも他にはありません。北海道だけの「奇跡の流氷」の光景は必見です。

旭山動物園

日本最北端の動物園である旭山動物園では、冬の期間だけ、ペンギンが散歩している姿を間近に見ることができます。お散歩の様子はとても可愛くて癒されますよ。また、ペンギンの他にも、動物の生態を活かした展示で、生き生きとした動物たちを見ることができる旭山動物園は、見どころ満載なので、北海道旅行でぜひ行っておきたいスポットのひとつです。

最後に

３月の北海道はまだ冬の終盤と言った感じで、まだまだ寒い時期ですが、冬しか見られない絶景やイベントがたくさんあるので、暖かい服装でぜひ楽しんでくださいね。冬の北海道旅行に持って行きたいアイテムなどは、下にピックアップした記事で詳しく紹介しているので、参考にしてくださいね。