釧路といえば、釧路湿原や阿寒湖などで有名な街です。北海道の南東に位置する釧路市は、人口だと北海道の市町村で6番目の都市になります。
そんな釧路と札幌を移動する場合は、どんな移動手段がいいのでしょうか。札幌と釧路を移動する手段としては、車、JR、バス、飛行機の4種類が候補になります。
今回は、釧路と札幌間を移動する際のそれぞれの移動時間や料金を比較していきたいと思います。
車で行く場合
車で行く場合、札幌と釧路間は約300kmの距離があります。これは本州でいうと、東京から福島までの距離と同じくらいになります。
車で移動する場合、札幌から釧路までは高速道路を利用することができます。
■高速道路を利用する場合(札幌北IC~阿寒IC)
【料金】
・一般 6,010円
・ETC休日割引 4,200円
【距離】約300km
【時間】約4時間10分
■一般道路を利用する場合(本別IC~阿寒ICの無料区間は利用)
【距離】約330km
【時間】約5時間50分
高速道路を利用する場合、札幌中心からであれば、札幌北ICから高速道路に入り、阿寒ICで降りるルートが最短になります。
一般道の場合、日高山脈を抜ける峠越えのルートになります。本別ICと阿寒IC間は通行無料なので、一般道で行く場合も、その区間に関しては高速道路を利用した方がいいでしょう。
JRで行く場合
JRで行く場合、札幌と釧路間は特急「おおぞら」を利用することができます。上りと下りそれぞれ1日に6本運転されています。
【料金】
・通常料金 片道9,990円
(運賃6,820円+指定席3,170円)
・自由席の場合 片道9,460円
・乗車券往復割引きっぷ 往復11,590円
(別途特急券が必要)
・えきねっとトクだ値 片道5,990円
(最大40%割引 / 指定席)
【時間】最短4時間
乗車券往復割引きっぷはJR北海道が発売している、運賃のみのきっぷです。特急おおぞらに乗車する場合は、別途特急券を購入する必要があります。また、有効期間は6日間なので、6日以内に往復する必要があります。
JRの場合、最安値はえきねっとトクだ値(40%割引)の利用になります。えきねっとトクだ値は、JRのインターネット予約サービス「えきねっと」で購入できる割引きっぷで、予定が決まっている場合は、早めに予約することで、特急おおぞらの場合、割引率が最大40%になります。
バスで行く場合
札幌から釧路までバスで行く場合、高速バスの「スターライト釧路号」または「釧路特急ニュースター号」を利用できます。合わせると1日10本前後の運行で、両方のバスともネットで予約が可能です。
【料金】片道4,770円~5,880円
【時間】約5時間40分~6時間30分(夜行便)
最安値は「釧路特急ニュースター号」をネット割引で利用した場合になります。バスの場合、特に冬は天候が荒れて、遅れが生じることもあります。
飛行機で行く場合
飛行機で行く場合、新千歳空港と釧路空港をANA直行便(1日3往復)、丘珠空港と釧路空港をJAL直行便(1日3~4往復)が運航しています。
【料金】片道約7千円~約2万2千円(時期や運賃タイプにより変動)
【時間】約45分
料金は航空券のみの額を示していますが、実際には空港までの移動手段も別途必要になります。
比較
各移動手段を片道の移動時間や料金で比較すると次のようになります。
料金 | 時間 | 備考 | |
車(高速) | 4,200円~ | 約4時間10分 | 別途レンタカー代やガソリン代 |
車(一般道) | 0円 | 約5時間50分 | 別途レンタカー代やガソリン代 |
JR | 5,990円~ | 約4時間~ | えきねっとトクだ値(40%割引) |
バス | 4,770円~ | 約5時間40分~ | ネット割引 |
飛行機 | 約7千円~ | 約45分 |
安い移動手段
レンタカー代等によって変動する車移動を除いた場合、最も安く移動できるのはバスの利用で、最安値は「釧路特急ニュースター号」をネット割引で利用した4,770円になります。
早い移動手段
最も早い移動手段は、飛行機の利用で、片道約45分になりますが、実際には空港までの移動時間も計算する必要があります。特に新千歳空港の場合、札幌駅からJRで約40分かかります。また、釧路空港から釧路駅まではバスで約45分です。
最後に
札幌と釧路間の移動は、季節や目的によってどれがいいのか変わってくるので、この記事を参考に自分に合った移動手段を選んでくださいね。冬以外の季節で、もしゆっくり観光しながら移動する時間があるのであれば、車でのんびり移動するのもオススメです。