2030年の札幌延伸を目指している北海道新幹線ですが、現在は道南・北斗市が道内北限の駅になっています。北海道新幹線を利用して本州への移動を考えた際に、気になることのひとつが駐車場です。今回は新函館北斗駅の駐車料金や、駐車料金を無料で北海道新幹線を利用する方法を紹介したいと思います。
新函館北斗駅の駐車場
新函館北斗駅には新幹線を利用する際に車を停めておける市営の駐車場が2カ所あります。一方は578台分の立体駐車場で、もうひとつは157台分の平面駐車場になっています。駐車料金は2カ所とも共通で、当日利用の場合、入庫から2時間までは無料ですが、以降1時間ごとに100円(上限500円)が加算されます。数日間停めたままにしておく場合は、1泊2日であれば500円、2泊3日で1,000円、3泊4日で1,500円と1泊ごとに500円が加算されていきます。
駐車場の予約はできませんが、現在の空き状況が北斗市公式サイトから確認できるので、混雑する時期は事前に確認してから行くことをおすすめします。
■立体駐車場(578台 ※冬期478台)
■平面駐車場(157台 ※冬期108台)
【料金】
当日利用:入庫から2時間まで無料、以降1時間ごとに100円(上限500円)
宿泊利用:夜12時を超えるごとに500円
(参考)1泊2日 500円
2泊3日 1,000円
3泊4日 1,500円
4泊5日 2,000円
5泊6日 2,500円
6泊7日 3,000円
【定期券等(平面駐車場のみ)】
定期券:1カ月5,000円
回数券:100円券11枚 1,000円
【予約】不可
【営業時間】24時間
【現在の空き状況】北斗市公式サイト
【その他】
・1回の駐車は入場から7日まで
・立体駐車場は高さ2.1m、重量2tを超える車両不可
無料で利用するには
駅に車を停めて長期間本州へ向かう方にとって、気になるのが駐車料金が高額になってしまうことです。また、市営駐車場の場合、1回の駐車は7日間までのため、超過して停めておくと車を移動されてしまう可能性もあります。そんな方におすすめしたいのが木古内駅の利用です。
隣駅の木古内駅は東・北・西の3カ所の駐車場394台分が無料で利用できます。函館周辺から木古内駅までは無料のバイパスを利用することができ、約45分で行くことができます。また、駐車料金を節約できるだけではなく、木古内駅から乗車することにより、北海道新幹線の料金も安くすることが可能です。例えば、新函館北斗から仙台まで向かう場合の新幹線の通常料金は片道17,750円ですが、木古内駅からであれば15,830円で済ませることができ、1,920円も安くなります。ガソリン代は若干かかりますが、往復であれば約4千円もの差になり、駐車料金もタダになることを考えると木古内駅の利用価値はかなり大きいと思います。