旭川にある男山自然公園では、春になるとカタクリの群落が一斉に開花する風景を楽しむことができます。今回はそんな男山自然公園のカタクリについて紹介します。
男山自然公園とは
男山自然公園とは突哨山(読み方:とっしょうざん)の南端に位置する面積約32ha、標高220mの森林です。名前にあるとおり日本酒の男山で有名な酒蔵「男山株式会社」が管理を行い、カタクリの開花時期である4月中旬から5月初旬までの期間に無料で一般公開しています。ちなみに突哨山の名前の由来は、アイヌ語で「絶壁」を意味する「トゥッソ」から来ているそうです。
カタクリとは
カタクリはユリ科カタクリ属に分類される多年草です。かつては山野で普通に見ることのできたカタクリですが、現在ではその群落はとても少なくなり、天然記念物にしている地域が多くなりました。種から花を咲かせるまでに最短でも7年、群落ができるまでには数十年もかかると言われています。春になると薄紫やピンクの花を咲かせ、下向きに花を咲かせる姿が、恥じらいや耐え忍んでいる様子をイメージさせることから、その花言葉は「初恋」「寂しさに耐える」とされています。名前のとおり、かつては球根からとれるデンプンから片栗粉が作られていましたが、今ではジャガイモやサツマイモで代用されています。
男山自然公園のカタクリについて
男山自然公園の基本情報はこちら。
【開園期間】2024年4月23日~5月6日
【開園時間】9:00~16:30
【入園料】無料
【所在地】北海道旭川市東山1431
見頃時期
男山自然公園のカタクリが見ごろを迎えるのは例年4月の下旬です。近年の開花状況をまとめると次のようになります。
開花状況
最新の開花状況は男山公式サイト内のブログでお知らせされるので、行く前にチェックしてみましょう。
園内の様子
以前訪れた際の写真がこちら。園内には遊歩道が設置されています。
森の中は一面のお花畑です。
カタクリの他にエゾエンゴサクも混ざって咲いていますね。
白いエゾエンゴサクも咲いていましたよ。
アクセスや駐車場
男山自然公園の場所についてはこちらのマップをご確認ください。
車で行く場合
車で行く場合、男山自然公園の無料駐車場(200台)が利用できます。
バスで行く場合
道北バス(2名寄線 / 5愛別線 / 32遊場ぴっぷスキー場線)「男山公園」バス停で下車。
最後に
以上、今回は旭川にある男山自然公園のカタクリのお花畑を紹介しました。春の短い時期だけ見られる素敵な光景なので、ぜひ見に行ってみてくださいね。
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