【完全ガイド】札幌の中島公園の見どころや四季の楽しみ方を紹介

公園

札幌の中心部にある中島公園は札幌市民の憩いの場として親しまれているだけなく、1年を通じて多くの観光客やカメラ好きなどが訪れる札幌有数の人気スポットです。札幌中心部にあるにも関わらず、約24ヘクタールもある広い敷地内は自然豊かで、四季折々の風景で訪れる人を楽しませてくれます。今回はそんな中島公園の見どころや四季それぞれの楽しみ方を紹介したいと思います。

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中島公園の基本情報

中島公園は札幌市中央区に位置し、ビルに囲まれた都市部のオアシスとして、札幌市民だけではなく、観光客やカメラ好きなど、1年を通して多くの人が訪れる水と緑豊かな公園です。公園内には「菖蒲池」という大きな池があり、夏の時期はボートに乗って公園の風景を楽しむことができます。また、公園内には国の指定重要文化財である「豊平館」や「八窓庵」があり、タイムスリップしたかのようなレトロな雰囲気を味わえるスポットとして人気を集めています。
春にはお花見、夏にはお祭りが開かれ、秋は紅葉狩り、冬は歩くスキーなど一年を通して楽しむことができます。

【所在地】札幌市中央区中島公園1
【入園料】無料
【駐車場】無し
【公式】公式サイト

園内マップ

中島公園の園内マップがこちら。

中島公園公式サイトから引用

見どころ

中島公園には国指定の重要文化財である豊平館をはじめ、さまざまな見どころがあります。

豊平館

豊平館(ほうへいかん)は国指定重要文化財にも登録されている明治初期に開拓使によって建てられた最も重要な建築物のひとつです。当初は旅行者の宿泊施設として建築された豊平館は、内部がとても豪華な飾り付けがされており、現在は一般向けに公開されているのでゆっくりと見学することができます。

【開館時間】9:00~17:00
【定休日】毎月第2火曜日(祝休日の場合は直後の平日)
【入館料】大人 300円(中学生以下無料)

日本庭園

中島公園の中には日本庭園があり、その一角には江戸初期の茶人である小堀遠州が設計したといわれている国指定重要文化財の茶室「八窓庵」が滋賀県から移築されています。

【見学時間】9:00~17:00
【開園期間】4月下旬から11月上旬
【入園料】無料

菖蒲池

公園の中心には菖蒲池という大きな池があり、夏はボートに乗って公園の風景を楽しむことがでます。営業時間は「良きタイミング」というちょっとのんびりしたボートハウスの貸ボートですが、札幌まつりなどのイベントの際には大人気で全て貸し出し中になることもあります。

【営業時間】9:00~17:00(基本)
【期間】4月下旬から10月中旬
【料金】一隻 600円(40分 / 大人3名まで)

園内施設

広い園内には札幌コンサートホールKitaraや北海道立文学館などの施設も併設しています。

札幌コンサートホールKitara

kitaraは北海道初の音楽専用ホールとして1997年にオープンしたコンサートホールで、楽器の音を最大限に引き出すその音響は、世界でも有数だと評価されています。ちなみに、kitara(キタラ)という名称は、ギリシャ神話の音楽神アポロンの楽器「キターラ」と「北」という2つの意味が込められています。

札幌市こども人形劇場こぐま座

札幌市こども人形劇場の「こぐま座」は、市内で活動するアマチュアを中心に、人形劇や腹話術、紙芝居などを上演している劇場です。こぐま座の前には滑り台などの遊具がある広場もあるので、小さい子供も楽しむことができます。

【開館日】火曜から日曜(主に土日祝に公演)
【定休日】月曜
【利用時間】9:00~17:00

北海道立文学館

中島公園内にある北海道立文学館には、北海道の文学の概要について展示を行う常設展示室や各種企画展を開催する特別展示室があります。このほか、北海道ゆかりの文学者の作品や資料の調査研究や、北海道に関する文学資料の収集保存、講演会やセミナーなどの催しを行っています。

【開館時間】9:30~17:00
【休館日】月曜
【常設展料金】
一般 500円
大学生・高校生 250円
中学生以下・65歳以上 無料

札幌市天文台

園内には小さな天文台もあり、昼間に太陽や日中でも見える星の観察のために一般公開しているほか、限られた日には夜間の一般公開もしています。また、日食などの天文現象の際には観察会が行われることもあります。

【昼の公開時間】10:00~12:00 / 14:00~16:00
【休館日】月曜、火曜午後、祝日

四季折々の楽しみ方

中島公園は春夏秋冬1年を通して楽しむことができる公園です。

春には園内にある桜が開花時期を迎え、お花見を楽しむことができます。また、5月には園内に3カ所ある藤棚もきれいな開花時期を迎えます。

夏は園内が深い緑に包まれる季節です。菖蒲池でボートに乗るのも良いですし、散策して短い北海道の夏を楽しみましょう。近くの豊平川で花火大会が開催される日には、貸しボートの営業時間も延長され、花火鑑賞の穴場スポットになります。

中島公園は札幌の紅葉スポットの中でも、とてもきれいな紅葉がみられる有数の人気スポットです。カエデやイチョウが鮮やかに色づき、園内がとてもカラフルになる一年でも特におすすめの季節です。

冬には園内が雪に包まれ、一気に白銀の世界になります。歩くスキーのコースも登場し、園内の中島体育センターでは無料で道具一式を借りることもできます。

イベント

中島公園では1年を通じて様々なイベントが開催されています。ここではその中でもおすすめなものを紹介したいと思います。

札幌まつり

札幌まつりとは、毎年6月に行われている北海道で最も有名な神社である北海道神宮のお祭り(例大祭)のことを言います。札幌まつりの期間中は、北海道神宮だけでなく、中島公園にも毎年500を超える屋台が集まり、お化け屋敷まで登場します。

ゆきあかり

「ゆきあかり」は毎年2月に行われているイベントで、公園内が多くのキャンドルで灯された幻想的な風景を楽しむことができます。期間中には雪で作られた大きなステージも登場し、人形劇などの子供向けの催し物も行われます。

アクセス

中島公園には専用の駐車場は無いため、車で行く場合、近くのコインパーキングなどを利用する形になります。詳しいアクセスはこちらの記事でも紹介しているのであわせて参考にしてください↓

地下鉄

地下鉄で行く場合、中島公園の最寄り駅は公園の北側に位置する地下鉄南北線「中島公園駅」または、公園の南側に位置する地下鉄南北線「幌平橋駅」になります。中島公園駅からは1・3番出口、幌平橋駅からは1・2番出口を出てすぐ中島公園です。

市電

市電で行く場合、「中島公園通」または「行啓通」で下車し、徒歩で約3分です。

バス

バスで行く場合、「中島公園前」「中島公園入口」「幌平駅前」から下車すぐです。

最後に

以上、今回は札幌の中島公園を紹介しました。札幌には素敵な公園がたくさんありますが、中でもおすすめの公園のひとつなので、ぜひ訪れてみてくださいね。

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