北海道でホタルが観察できるスポット特集|蛍の時期や種類は?札幌で見れる?

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夏の夜にふわふわと飛び交う幻想的な小さな光、ホタルは日本の夏の風物詩のひとつです。そんなホタルですが、実は北海道でも観察できる場所があるのをご存じだったでしょうか。今回は北海道のホタルについて紹介したいと思います。

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北海道に生息するホタルの種類

日本には約50種類のホタルが分布していますが、北海道に生息するホタルの種類としてはヘイケボタル、オバボタル、スジグロボタル、カタモンミナミボタル、ゲンジボタルが挙げられます。この中で成虫でも光るホタルはヘイケボタルとゲンジボタルのみで、そのほかのホタルは成虫は発光しないため鑑賞の対象になることはなく存在もあまり知られていません。また、強く緑色に光ることで知られる日本固有種のゲンジボタルですが、実は人為的に北海道に持ち込まれたもので、北海道在来種の光るホタルはヘイケボタルのみになります。ゲンジボタルは体長約15mmと比較的大きく、光り方は西日本と東日本で異なりますが、大きく2~4秒ゆっくりと光るのが特徴です。また、曲線を描いて飛び、オス同士が光をクロスさせるのも特徴で、優雅な光景が人気の蛍です。ヘイケボタルはゲンジボタルよりもやや小さく体長は約8mmほどで、小さな光を1秒ごとに点滅させ、ゆらゆら光にゆらぎがあるのが特徴の蛍です。ゲンジボタルの幼虫は流れのある川に生息していますが、ヘイケボタルは水田など流れが少ない場所に生息しています。オバボタルも元来北海道に生息しており、庭や林などどこにでもいる陸生の蛍ですが、成虫は光ることはありません。

見られる時期は?

北海道で光るホタルが見られるのは7月上旬から8月上旬にかけての約1カ月間で、ピークは7月下旬になります。見られる時期はその年によって前後することもあり、年によっては8月中旬まで光るホタルを見られることもあります。ホタルは湿度が高く蒸し暑い夜によく飛び交います。

鑑賞時の注意点

ホタルの光がきれいに見れるようになるのは辺りが暗くなる夜8時頃からの時間帯です。ホタルの見ごろ時期には鑑賞スポットに多くの人が集まります。必要以上の懐中電灯の光やカメラのフラッシュ、車のライトはホタルの光を見つけづらくするほか、他の人とのトラブルにもつながるので注意しましょう。また、ホタルは貴重な存在なので、捕獲や持ち帰りはしないようにしましょう。
ホタルの鑑賞は基本的に屋外になるので、蚊などの虫にさされないように虫よけをしておくのがおすすめです。ただし、ホタルに影響を与えないように、虫よけは現地に行く前に事前にするようにし、現地でのスプレーや蚊取り線香などの使用はやめましょう。

北海道の鑑賞スポット

ほたるの里(沼田町)

北海道内でホタルが見られるスポットとして最も有名なのが沼田町の「ほたるの里」です。ホタルの里ではヘイケボタルのほか北海道には本来生息していないゲンジボタルを飼育しており、観賞用に公園に放しています。7月下旬の見ごろ時期には1,000匹を超えるホタルが飛び交います。ホタルの里にはキャンプ場や「ほろしん温泉」もあり、毎年7月にはキッチンカーなどが集まる「ホタル祭り」も開催されています。

【所在地】沼田町幌新
【鑑賞時間】20:00~22:00
【料金】無料

ほたるん公園(小樽市)

ほたるん公園は小樽朝里クラッセホテル内に併設された公園で、夏にはホタルが飛ぶ姿が鑑賞でき、毎年ホタル観賞や「ほたると森の復活祭」が開催されていましたが近年は中止が続いています。

【所在地】小樽市朝里川温泉2丁目681−13

西神楽公園(旭川市)

西神楽公園ではせせらぎを中心とした「ホタルの里」づくりが進められており、自然繁殖を目指したホタルの飼育活動が行われています。毎年7月下旬に開催される「ホタル祭りin西神楽」ではそんなホタルの姿が公開され、幻想的な光景を楽しみに多くの人が集まります。

【場所】旭川市西神楽南2条
【料金】無料

十勝が丘公園(音更町)

昔十勝川温泉周辺に生息していたヘイケボタルは、まちの発展に伴って姿を消しましたが、音更町の十勝が丘公園ではそんなホタルを呼び戻す活動が行われています。十勝が丘公園の蛍再生は水源に十勝川温泉を使用した世界的にも珍しい例となっています。十勝が丘公園の「ホタルのせせらぎ」では毎年7月上旬から下旬にかけて「モール温泉夢ボタル鑑賞会」が行われ、きれいなホタルが飛び交う姿を楽しむことができます。

【場所】音更町十勝川温泉北14丁目
【料金】無料

西岡公園(札幌市)

札幌でホタルの鑑賞が楽しめる人気スポットが豊平区の西岡公園です。西岡公園内には大きな水源池があり、「八つ橋の滝」の近くでは多いときで200匹ほどのヘイケボタルを観察できます。西岡公園管理事務所では過去のホタル出現状況やホタルの生態が紹介されているほか、ホームページでもホタル情報が発信されているので、訪れる前にチェックしてみましょう。

【場所】札幌市豊平区西岡487番地
【料金】無料

清田区役所(札幌市)

札幌市の清田区役所では多くの人々に自然保護や保全に関心を持ってもらうため、NPO法人「札幌清田ホタルの会」との共同で放流したヘイケボタルの鑑賞会を毎年開催しています。鑑賞会では清田区役所裏の通称・ホタル池できれいなホタルの光を楽しむことができます。

【場所】札幌市清田区平岡1条1丁目2-1
【料金】無料

五天山公園(札幌市)

札幌市の五天山公園では昔たくさんいたヘイケボタルが再び自生できるよう取り組みが行われています。ホタルの小川周辺ではそんなヘイケボタルを鑑賞することができ、7月下旬のホタルの見ごろには、観賞用に駐車場の時間も夜まで延長してくれます。また、毎年「ホタルフェスティバル」というイベントが開催され、音楽ライブなども行われています。

【場所】札幌市西区福井423番地
【料金】無料

見晴公園(函館市)

函館市の見晴公園のホタル池では夏になるとホタルを観察することができ、見ごろを迎える7月下旬には香雪園でホタルの鑑賞会が行われます。香雪園といえば桜や紅葉の名所として知られていますが、夏には幻想的なホタルの光を楽しむことができます。

【場所】函館市見晴町56
【料金】無料

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