札幌市にある円山動物園では2022年にライオンのリッキーが死亡してから、ライオンの飼育を行っていませんでしたが、2023年秋、複数の動物園から新たにライオンが仲間入りすることが決まりました。
円山動物園のライオン
円山動物園は昨年2022年2月に、これまで飼育していた雄ライオンのリッキーが死亡して以来、ライオンのいない動物園になっていました。リッキーは2007年に富士サファリパークから来園したライオンで、円山動物園では先輩の雌ライオンのティモンと暮らし、2頭の間には「げんき」と「ゆうき」という赤ちゃんライオンもすぐに誕生しました。その後、子ライオンはほかの動物園に移動し、2016年にティモンが亡くなってからは、円山動物園のライオンはリッキーだけになってしまいました。そのリッキーも2022年に亡くなりさみしくなっていた円山動物園ですが、今年2023年、他の動物園から一気に2頭のライオンが仲間入りすることになります。
新ライオン
今回、円山動物園に新たに移動してくるライオンは2頭、旭川の旭山動物園からやって来る「イト(メス・11か月)」と愛媛県立とべ動物園から来る「クレイ(オス・1歳)」です。旭山動物園のイトは、2022年9月に「イト・フウ・レイ」という三つ子の姉妹として誕生したライオンの一頭です。
とべ動物園のクレイは、2022年の5月に母親ライオンの「さくら」から生まれた子で、母ライオンの体調不良から人工哺育で育てられ、当初は同時期の赤ちゃんライオンの体重の半分くらいしかなかったものの、その後すくすくと育ち1歳を迎えた雄ライオンです。
移動は秋ごろを予定しており、一般公開の時期は健康状態や慣れ具合をみてから判断されるとのことです。
最後に
久しぶりにライオンの戻って来る円山動物園、今後ますます盛り上がりを見せそうです。楽しみなライオンの一般公開、この機会にぜひ遊びに行ってみてくださいね。