日本の最北に位置する北海道は、日本でも一番桜の開花が遅い地域です。本州では入学式や卒業式の時期に桜と一緒に写真を撮ることも多いですが、例年5月上旬に桜が咲く北海道では、そのような光景はなかなか見られません。
今回は北海道の桜の開花日や満開日について紹介したいと思います。
各まちの開花日・満開日
北海道の主なまちの桜の開花日・満開日はこちら。
開花日で見ると、一番早い函館でも例年4月の下旬になります。一番遅いのは最北の稚内ではなく、北海道内でも特に寒いエリアである道東の釧路です。
平年開花日を地図にしたのがこちら。
札幌で桜が見られるのは平年だとGWあたりになります。GWにお弁当を作ってお花見をするのもいいですね。
桜が咲くのが早くなっている?
長年北海道に住んでいる方は「桜が咲くのが昔に比べてなんだか早くなってきているような?」と感じたことはないでしょうか。
実はそのとおりで、気象庁の観測データを長期的に見てみると、桜の開花日や満開日が年々早くなってきている傾向があります。
代表として札幌の開花日と満開日をグラフにしてみました。
札幌でも桜の開花が年々早くなってきていて、近年では4月下旬に咲き始めることも珍しくありません。
桜の開花日には気温が大きく関係しているため、札幌が温暖化してきていることが影響を与えている可能性がありそうですね。
最後に
今回は北海道の桜の開花日や満開日を紹介しました。今回紹介した平年の開花日や満開日については、気象庁の過去の観察日を平均して出しているため、もし北海道が温暖化していくと、平年日より早く桜が咲く年が増えてくるかもしれませんね。