雪国で冬に車のワイパーを立てる理由。凍ってしまった時の対処法も紹介

北の暮らし / 移住

雪国の冬の風物詩と言えば、車のワイパーが立った姿です。私も北海道に移住したばかりの頃は、なぜワイパーが立っているのか不思議でした。
結論から言うと、冬にワイパーを立てるのは、ワイパーが凍って、フロントガラスにくっついてしまわないためです。
しかし、気を付けていても、急いでいるときなど、私自身もワイパーを立てるのを忘れて、フロントガラスに凍り付いてしまった経験が何度もあります。特に、雪国で暮らしていない旅行者の方は、レンタカーのワイパーを立てずに、凍り付かせてしまうこともあるのではないでしょうか。
そんなとき、絶対にやってはいけない対処法もあり、注意が必要です。
今回は、ワイパーが凍ってフロントガラスにくっついてしまった時の正しい対処法や、やってはいけない対処法について紹介したいと思います。

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ワイパーが凍り付いてしまった時の正しい対処法

気温がとても低くなる北海道のような雪国では、冬の間、車の駐車中はワイパーを立てておくと、ワイパーが凍ってフロントガラスにくっついてしまうのを防ぐことができます。
運転中は車の暖気で、フロントガラスが凍ってしまうことはありませんが、運転を終えて駐車した際、最初のうちは残った暖気でフロントガラスに当たった雪は解けていきますが、徐々に車が冷えていくにつれて、今度は解けた雪の水が凍っていき、ワイパーがフロントガラスに凍ってくっついてしまいます。
凍ったワイパーを無理やり使用すると、ワイパーのゴム部分が剝がれたり、力のかかる連結部分が破損して、最悪ワイパーが動かなくなってしまうこともあります。
そんなとき知っておきたいのが正しい対処法です。

対処法1.車の暖房(デフロスター)で溶かす

最も一般的な方法は車の暖房(デフロスター)で溶かすことです。本来デフロスターは、除湿のための機能ですが、ワイパーが凍ってくっついてしまった際は、フロントガラスを温めることによって、凍り付いた部分を溶かすことができます。
エンジンをかけるだけでいいので、簡単に解決できる方法ですが、デメリットとしては、溶けて出発できるまで10分ほどかかってしまうことです。
冬に車で移動する際は、出発時間に余裕をもつようにしましょう。

対処法2.解氷スプレーを使う

雪国のカー用品店や、ホームセンターでは、「解氷スプレー」というものが売っています。これは、凍った部分にかけることで、短時間で氷を解かすことができる商品です。また、溶けた後の水が、再凍結してしまうことを防ぐ効果をもった商品もあります。
1個数百円から売っているので、1つ持っておくのもいいかもしれません。

やってはいけない対処法

NG対処法1.お湯をかける

やってしまいがちなのが、熱いお湯をかけて氷を解かす方法ですが、これは絶対NGです。冷え切ったガラスにお湯をかけると、急な温度変化により、ガラスにヒビや割れが発生してしまうことがあります。
また、溶けた水が再度凍ってしまうことで、余計にカチカチになってしまうことも。

NG対処法2.氷を叩いて割る

ワイパーのまわりの氷を、スノーブラシなどで叩いて割るのもやりたくなってしまいますが、これもNGです。あまり力を入れないつもりでコンコン叩いても、ふとした拍子にフロントガラスにヒビが入ってしまうことがあり、修理費など余計な出費を増やすはめになってしまいます。

最後に

北海道など、冬の気温が低くなる地域では、冬の間、少し面倒でも、駐車中の車のワイパーは立てておくと、凍り付いてしまって、次に車で出かける直前に焦ることもなくなります。
万が一凍ってしまった場合は、正しい対処法で氷を解かすことで、車の修理が必要になるようなことも防ぐことができるので、落ち着いて対処するようにしましょう。

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