千歳アウトレットモール・レラが営業終了へ｜最近は空きテナントが多く廃墟みたいと話題

千歳市にある大型商業施設「千歳アウトレットモール・レラ」が現在入っているテナントとの契約の更新を行わず営業終了することになりました。

千歳アウトレットモール・レラの営業終了

アウトレットモール・レラがあるのは北海道の千歳市。2005年にオープンし、新千歳空港にも近いことから、訪日する中国人観光客などを中心に当時は多くの人で賑わっていました。

しかし、その後は2010年に三井アウトレットパークが北広島市にオープンするなど、周囲にライバルとなる商業施設が登場し、集客は落ちていました。追い打ちをかけたのは新型コロナの流行で、訪日客によるインバウンドが見込めなくなったことです。現在、新千歳空港を利用する国際線の訪日客は、新型コロナ前の水準近くまで戻ってきたものの、2023年の札幌のココノススキノやmoyuk（モユク）オープンなどがあり、レラに訪れる外国人旅行者は少なく、札幌や北広島に流れていました。

廃墟みたいと話題に

最近SNSではレラにほとんど人がいなく、まるで廃墟みたいだと話題になっていました。

レラもほとんど今は

廃墟と化してる

昔はめちゃめちゃ

テナントあったのに pic.twitter.com/sEgfV5FIP0

— ☯️HIROTO（official）☯️ (@hiroto_h0111) January 13, 2024

テナントの撤退も続き、最近では全体の６割が空きテナントという状況が続いていました。

レラが廃墟とは言い過ぎなのではと思って現在のフロアマップの空きテナントを黒くしてみたら、確かに廃墟まで二向聴くらいの状況だった。
JLLはレラ以外にもラソラのPMもやっていて、そっちはリーシング悪くないのにどうして・・・ https://t.co/A9RrR3oG3b pic.twitter.com/okQ8k0lo3u

— 👺加藤👺 (@X0V2a) January 5, 2024

レラの雰囲気が好きという道民もたくさんいて、かつてのような賑わいが戻ってくれればという方も多かったのですが、北国の北海道では屋外型の施設は冬の期間寒すぎるというのもレラの弱点となったかもしれません。

現在のテナントについて

現在、レラにはアパレルや飲食など約60のテナントが入っていますが、運営会社はテナントに対して、賃貸契約の満了後は更新を行わない方針を昨年12月に伝えたということです。具体的な営業終了時期は未定ということで、各テナントは移転先も決まってないことが多く、営業終了に驚きを隠せません。
レラにはGAPやCOACH、Columbia、Champion、DESCENTE、new balance、THE NORTH FACE（NORTHERN PACIFIC）、PUMA、MOUNTAIN HEADWEARなど、人気のブランドも多く、三井アウトレットパークには入っていないショップもあったことから営業終了についてはかなり残念です。
レラの周辺では次世代半導体のラピダスの工場の建設も進んでおり、追い風になるとみていた関係者も多かったようですが、残念ながら集客の挽回には至らなかったようです。具体的な営業終了の時期はわかりませんが、それまではお買い物を楽しみましょう。