北海道のドミノピザが次々と閉店なぜ｜セールや店舗一覧を紹介

宅配ピザ専門店のドミノピザは2020年に北海道に10年ぶりの復活出店を果たした後、次々と店舗数を増やし、近年は道内30店を超える店舗を展開していました。そんなドミノピザですが、2024年には岩見沢店をはじめ道内５店舗が閉店し、今年2025年3月にはさらに道内13店舗が閉店することが発表されました。一体ドミノピザに何が起こっているのでしょうか。

これまでの経緯

ドミノピザの親会社はオーストラリアのドミノ・ピザ・エンタープライゼスという企業で、12カ国に4000店舗弱を展開しています。1985年に東京の恵比寿に日本初上陸したドミノピザの店舗は、その後、2013年には200店舗、2019年には600店舗を突破し、店舗数と売り上げで国内トップになったと発表していました。さらにその後のコロナ禍によるすごもり需要の追い風を受け、2023年には1,000店舗を展開するまで急拡大を続けていましたが、コロナ禍の終息により一部店舗では売り上げが落ち込み、昨年2024年７月には80店の不採算店舗を閉めると発表していました。しかし、状況はさらに悪化し、今回2025年には年内に国内の172店舗を閉店することを発表しました。
このような売り上げ不調の背景には、コロナ禍の終息による外食への客足の回復や、スーパーやコンビニでの冷凍ピザや店内調理ピザの展開、宅配ピザ市場への新たな参入により競争が激化したことも原因のひとつだと言われています。

道内のドミノピザ

北海道内のドミノピザは2020年に10年ぶりに道内復活出店を果たした後、コロナ禍を追い風に次々と店舗数を増やし、道内のドミノピザは30店舗を超えていましたが、2024年には岩見沢店をはじめ５店舗が閉店、そして今年2025年３月には札幌の店舗を含む13店が閉店することが発表されました。今回の閉店により苫小牧や室蘭、帯広、釧路などの地方のまちからはドミノピザが撤退することになります。
また、公式に発表された閉店リストには入っていないものの、旭川の３店舗と函館の１店舗についても同じく３月で閉店するとの情報もあり、全て合わせると道内の17店舗が一気に閉店することになります。これにより営業を続ける道内のドミノピザは札幌の８店舗だけとなってしまいます。

閉店セール

閉店してしまうドミノピザでは一部店舗を除き、閉店セールが開催されています。閉店してしまうのは残念ですが、とてもお得にピザが楽しめるチャンスなので、最後のこの機会にぜひドミノピザを味わってみてはいかがでしょうか。