北海道と言えばカニやホタテなど美味しい海の幸がたくさんあることで有名ですが、北海道のお土産にそんな海鮮を買って帰ろうと考えている方も多いのではないでしょうか。今回は札幌で海鮮のお土産を買うのにおすすめの場所や品を紹介するので、お土産選びの参考にしてください。
買える場所
札幌は北海道内の美味しい海の幸がたくさん集まってくる街です。札幌には北海道最大の市場「札幌市中央卸売市場」や札幌市中心部の「二条市場」のほか、新鮮な海の幸を使った美味しい加工品をつくっている水産加工品会社も数多くあります。
札幌市中央卸売市場 場外市場
北海道最大の市場「札幌市中央卸売市場」の場外市場には、鮮魚店のみに限らず青果店や精肉店、北海道銘菓や地酒などのお店がずらりと並びます。店内の水槽で泳ぐカニから選んだ1匹を、発送に合わせて茹でてくれるので、鮮度抜群のカニを購入することもできます。店員さんは気さくで、海鮮のプロがその日一番おすすめなものを教えてくれます。値引きしてくれることも多いので、他の場所より安く買える可能性が高いのもポイントのひとつです。
【所在地】札幌市中央区北11条西21丁目
【営業時間】6:00~17:00※店舗により異なる(飲食店街は7時~)
【マップ】
二条市場
札幌の中心部にあり、アクセスも抜群な市場が「二条市場」です。店頭には仕入れたばかりの新鮮な魚介類が並び、観光客だけでなく常連の札幌市民も多く訪れる市場になっています。札幌の人気スポットであるテレビ塔や大通公園にも近いので、観光の途中でふらりと立ち寄ることができるのも魅力のひとつです。
【所在地】札幌市中央区南3条東1丁目〜東2丁目
【営業時間】7:00~18:00※店舗により異なる(飲食店街は6時~21時)
【駐車場】契約駐車場あり(2,000円以上購入で1時間無料)
【マップ】
佐藤水産
佐藤水産は、厳選した素材だけを使って、手作りにこだわって美味しい商品を作っている水産会社です。鮭の専門店として培った職人の技術を活かして作っている「鮭ルイベ漬」や「鮭の切り身」はお土産やギフトとしてだけでなく、道民にも人気のご飯のお供になっています。石狩や千歳に自社工場をもち、石狩の工場には直売所やシーフードレストランがあり、観光客も多く訪れるサーモンファクトリーを併設しています。札幌市内にも札幌駅南口の本店をはじめ、札幌市中央卸売市場の近くやデパート内など複数の店舗があります。
■本店
【所在地】札幌市中央区北4条西3丁目交洋ビル
【営業時間】9:30~18:30
【駐車場】契約駐車場あり(2,000円以上購入で2時間無料)
【マップ】
どさんこプラザ
鮮魚の水槽などはありませんが、北海道の冷凍した海鮮や水産加工品をたくさん扱っているのがどさんこプラザです。札幌駅内の店舗はアクセスも抜群で、海鮮以外にも北海道内のお土産向け商品が一通りそろっているので、どさんこプラザに行けば北海道のお土産はばっちりです。
【所在地】札幌市北区北6条西4丁目 JR札幌駅西通り北口
【営業時間】8:30~20:00
【定休日】無し / 年中無休
おすすめ海鮮ランキング
No.1 毛ガニ
札幌の海鮮のお土産で一番おすすめなのが毛ガニです。毛ガニは年間を通して北海道全域で水揚げされており、春はオホーツク海、夏は噴火湾、秋は釧路や根室沿岸、冬は十勝沿岸と場所を変えながら漁が行われています。北海道の毛ガニはたっぷり身がつまっていて、濃厚なカニ味噌が楽しめるのが特徴です。札幌の場外市場などでは、水槽の中の生きた毛ガニの中から好みのサイズの1匹を選んで、発送に合わせて茹で上げた鮮度抜群の毛ガニを配送してもらうことができます。
No.2 ウニ
ウニの漁獲量日本一の北海道では、大きく分けて「バフンウニ」と「ムラサキウニ」の2種類の新鮮なウニが楽しめます。バフンウニはオレンジ色の身で甘みが強い濃厚な味わい、ムラサキウニは薄い黄色の身で、比較的さっぱりした味が特徴になっています。札幌はウニの聖地と言われる積丹半島にも近く、ウニ漁が解禁される6月~8月には上質な昆布を食べて育った濃厚なウニを楽しむことができます。積丹半島以外でも道内全域でウニの漁獲があり、禁漁期間を避けて各地域で獲れたウニが札幌には1年を通して集まってきます。おすすめなのはミョウバンを使っていない塩水ウニです。
No.3 イクラ
北海道は鮭の漁獲量について全国の約90%を誇っています。9~10月の秋シーズンになると秋鮭が道内各地で水揚げされ、濃厚でプチプチとはじける旬のイクラが楽しめます。温かいご飯の上に乗せてイクラ丼を楽しんだり、手巻き寿司やお酒のおつまみとしてもいただくことができます。
No.4 ホタテ
北海道のホタテは1年を通して出荷されていますが、漁の方法により主に日本海側では3~4月、オホーツク海側では8~9月が旬の時期になっています。北海道のホタテは旨味や甘さがたっぷりで、お土産には「ほたて燻油漬」など加工された商品もおすすめです。ホタテの旨味が凝縮された至福の味を楽しむことができます。
No.5 鮭いくら親子漬(鮭のルイベ漬)
日本一の鮭の漁獲量を誇る北海道の美味しい商品が鮭とイクラの親子漬です。北海道のアイヌ民族では、生の鮭を凍らせておいて、鍋やお刺身として溶かしてながら少しずつ食べていた文化があり、冷凍の鮭をルイベと呼んでいたことから、つくっているか会社によっては「鮭のルイベ漬」という商品名でも販売されています。いくらのプチプチ感と脂の乗ったサーモンのトロトロ感が最高の一品になっています。
No.6 松前漬け
松前漬けはスルメイカや昆布、数の子などを醤油ベースのたれに漬け込んだ北海道の郷土料理です。名前の通り松前藩が発祥と言われており、かつてニシン漁で栄えた文化や松前で漁獲量の多いスルメイカを使った北海道らしい一品です。ごはんのお供としてもお酒のおつまみとしても楽しめるお土産です。
No.7 鮭
鮭の漁獲量日本一の北海道ですが、一言で鮭といっても「紅鮭」「銀鮭」「秋鮭」などいろんな種類があります。北海道で主に取れるのはいくらや白子も美味しい「秋鮭(白鮭)」で、内臓を取り除いたあと、塩漬けにする「荒(新)巻鮭」も人気です。切り身も良いですが北海道のお土産には豪快に丸ごと一本もおすすめです。
No.8 いかめし
「いかめし」とは道南の渡島地域では昔から親しまれてきた郷土料理で、イカの中にもち米やうるち米を詰め込んで、しょうゆベースのたれを加えてじっくりと炊き込んだ一品です。森町の駅では、駅弁としても大人気のほか、お土産用にレトルトパックになった商品も販売されています。イカの香りが豊かで、中のお米まで味がしっかり染みていてとても美味しいですよ。
No.9 鮭とば
鮭とばとは鮭をさばいて細長く切り、海水で洗って潮風で干した北海道では昔から親しまれている食べ方です。お酒のおつまみにはぴったりな鮭とばですが、最近人気なのは柔らかいソフトタイプのもので、子供からお年寄りまで家族みんなで楽しむことができます。
No.10 鮭キムチ
最近人気なのが脂の乗った鮭にマイルドなキムチを合わせてつくっている「くにを」の鮭キムチです。北海道のアンテナショップ「どさんこプラザ」の水産加工品の中でもトップクラスの売り上げで、北海道産の野菜を使ったキムチは辛さ控えめで鮭の甘味や旨みを引き出し、おつまみにもなるし、ご飯のお供にもぴったりです。