小樽は北海道を代表する観光地のひとつです。札幌からの日帰りもできるアクセスの良さで、一年を通して多くの観光客が訪れます。小樽はかつて北海道の経済拠点として栄えた歴史から、今でも街中には当時のレトロな建物が残り、ノスタルジックな雰囲気を作り出しています。今回はそんな小樽を観光するにあたってのモデルコースを、半日から一泊まで紹介したいと思います。
観光モデルコース
半日コース
小樽は札幌から電車で約40分でアクセスできるため、日帰りで観光を楽しむことができます。札幌から小樽への移動方法はこちらの記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
小樽を半日で楽しみたいときのおすすめモデルコースがこちら。
【所要時間】約5時間
三角市場
小樽駅から徒歩約3分で行ける三角市場は、北海道の新鮮な海産物がたくさん集まる港町らしい市場です。お土産用にカニなどを買うのも良し、海鮮丼などがいただける食堂もいろいろあるので、お昼がまだな場合は三角市場で食べるのもおすすめです。
【所在地】小樽市稲穂3丁目10-16
【料金】入場無料
【公式】公式サイト
【マップ】
小樽運河
小樽運河は小樽を代表する観光スポットです。レトロな倉庫と運河の風景を楽しみ、記念写真を撮りましょう。夕暮れ時には、ガス灯がともるとともに石造倉庫群がライトアップされ、昼間とは違った雰囲気を味わえます。
【所在地】小樽市港町5
【料金】無料
【公式】小樽観光協会サイト
【マップ】
北一ホール
小樽観光の休憩にぜひ寄りたいのが北一ホールです。北一ホールは小樽とともに成長してきたガラスブランドの北一硝子が手がけるカフェで、様々なお土産屋さんや飲食店が並ぶ「堺町通り商店街」にあります。かつては漁業用倉庫だった建物を利用した「北一硝子三号館」の中に入っています。北一ホールの特徴は何と言っても、店内を照らす167個の石油ランプです。石油ランプの火による温かみのある光に照らされた店内は、とても幻想的で、何時間でもゆっくりしたくなってしまう素敵空間になっています。
【所在地】小樽市堺町7-26
【公式】公式サイト
【マップ】
ルタオ
小樽観光で外せないのが堺町商店街です。商店街にはガラス工房やお土産屋さんがたくさん並んでいますが、その中でぜひ訪れたいお店が小樽を代表する洋菓子店「ルタオ(LeTAO)」です。ルタオが創業したのは、1998年(平成10年)、小樽観光の中心であるメルヘン交差点に第1号店を出店し、もともとチョコレートの製造卸をしていた技術を生かして、今や大人気の商品となった「ドゥーブルフロマージュ」を誕生させました。小樽市内にはルタオが6店舗があり、それぞれの店でコンセプトが異なるとともに、限定商品を販売しています。ルタオの開店の地であるルタオ本店は、レトロでメルヘンチックな外観。大きな塔が目印のお店です。小樽観光のお土産にお菓子を選びながら、店舗限定のスイーツを楽しんでみてはいかがでしょうか。
【所在地】小樽市堺町7番16号(本店)
【公式】公式サイト
【マップ】
オルゴール堂
小樽オルゴール堂本館は、約3,200種類38,000点以上のオルゴールが並ぶ国内最大級のオルゴール専門店です。小樽オルゴール堂本館があるのは小樽観光の中心であるメルヘン交差点。大正4年(1915年)に建てられたレンガ造りの3階建ての建物で、小樽市の歴史的建造物としても指定されています。
ノスタルジックな空間に無数のオルゴールが並ぶ様子はとてもきらびやかで圧巻です。
眺めているだけでも癒される空間ですし、小樽観光のお土産として、お気に入りのオルゴールを選んでみてはいかがでしょうか。
【所在地】小樽市住吉町4番1号
【料金】入場無料
【公式】公式サイト
【マップ】
一泊コース
小樽には見どころがたくさんあるので、一泊して観光するのもおすすめです。一日目は上で紹介したコースを参考にしてください。宿泊した後の2日目のおすすめコースがこちら。
【所要時間】約5時間
小樽運河クルーズ
小樽を代表するスポットの運河はクルーズ船で観光することができます。宿泊先をチェックアウトしたあとは船の上から運河の景色を楽しみましょう。
また、小樽運河は初日に十分見たという方におすすめなのが青の洞窟クルーズです。小樽から近いニセコ積丹小樽海岸国定公園には、自然の力で創られた海面が青く輝く洞窟があります。小樽運河から出港するクルーズ船で行くことができるので、神秘的なコバルトブルーの光景をぜひ見に行ってみてください。
【料金】
小樽運河:大人 1,800円~ / 小学生以下 500円~
青の洞窟:大人 6,000円 / 中学生~22歳 5,500円 / 3歳~小学生 4,000円
【公式】小樽運河クルーズ / 青の洞窟クルーズ
あんかけ焼きそば
クルーズ観光を終えた後は小樽ご当地グルメのあんかけ焼きそばを堪能しましょう。最近はテレビでも紹介されるようになったあんかけ焼きそばは、小樽のソウルフードとして昭和30年代から市民の胃袋をつかんできました。あんかけ焼きそばが食べられるお店は市内にたくさんありますが、観光スポットの集中する中心部から近いお店としては「龍風」「桂苑」「五香飯店」がおすすめです。
旧日本銀行小樽支店金融資料館
小樽はかつて、最盛期には25行もの金融機関が密集した「北日本随一の経済都市」でした。明治45年(1912年)に建設された旧日本銀行小樽支店は、営業を終了する平成14年(2002年)までの90年間、北日本随一の経済都市の象徴として重要な役割を果たしてきました。
建物の設計を行ったのは、赤レンガの東京駅で有名な辰野金吾とその弟子たち。そんな歴史的な建物は、平成15年から、日本銀行の歴史や金融の仕組みについて学ぶことのできる金融資料館として無料で一般公開されています。
【所在地】小樽市色内 1-11-16
【料金】入場無料
【公式】公式サイト
【マップ】
ステンドグラス美術館
小樽芸術村の美術館のひとつであるステンドグラス美術館は、小樽市から歴史的建造物としても指定されている建物の「旧高橋倉庫」と「旧荒田商会」を利用して、19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスで製作され、実際に教会の窓を飾っていたステンドグラスを展示しています。美術館の中は、薄暗い展示室の壁一面にステンドグラスが並び、荘厳でとてもきれいな光の空間になっています。
【所在地】小樽市色内1丁目2-16 小樽芸術村内
【料金】一般 1,000円
【公式】公式サイト
【マップ】
最後に
以上、今回は小樽のおすすめ観光モデルコースを紹介しました。北海道内でも有数の観光タウンの小樽は見どころもたくさんあるので、この記事を参考に楽しんでくださいね。