北海道への移住などを考えるとき、どこにしようかはかなり迷うところです。買物のしやすさや医療機関の有無、人の優しさ、補助制度など、住みやすさの基準はいろいろありますが、今回は気候に注目して、道内の住みやすいまちを紹介したいと思います。
住みやすい気候のまち
北国の北海道で住みやすい気候を考えたとき、やっぱり気になるのは、降雪の多さと冬の寒さです。北海道の主なまちについて年平均気温と年降雪深を見てみましょう。
平均気温から見ると、札幌や函館は他の地域より比較的暖かいようですね。
年平均気温を地図にしてみたのがこちら。
地図で見てみると、道東は他の地域より気温が低いことがわかります。
では、雪の量はどうでしょうか。道東の寒い地域はきっと雪も多いのかと思いきや、先ほどの表をもう一度見てみるとそうではないようです。
気温的には寒い釧路や根室ですが、降雪深を見てみると比較的暖かい札幌の降雪深の3分の1ほどしかありません。
降雪深も地図上で見てみましょう。
地図で見てみると、気温の低い道東はあまり雪がないのに対して、札幌や富良野、旭川のような北海道の中央部分で雪が多いことがわかります。
気温が高くて、かつ雪が少ないまちを探すためグラフにしてみます。
縦軸が年降雪深で横軸が年平均気温なので、右下にいくほど雪が少なく気温が高いまちということになります。
こうして見てみると、室蘭や函館が雪も少なく気温も高いまちみたいですね。次いでは、苫小牧が雪は少ないけどやや気温が低い、札幌は気温は高いけどやや雪が多いといった感じです。
まとめ
住みやすさの基準はいろいろありますが、気候で見てみてると函館や室蘭が住みやすいまちであることがわかりました。特に函館は大きな都市でお店や医療機関も充実しているので移住先などには良いかもしれませんね。北海道一番の都市である札幌もやや雪は多いですが、気温も高く、規模も大きいので住みやすいまちと言えそうです。
逆にあまり大きい都市ではなく、小さなまちに住みたい方は、函館、室蘭、苫小牧や札幌に近いまちを探すのが良さそうですね。