最近ではニワトリのエサ代の高騰などにより、かつては「物価の優等生」と呼ばれていた卵の値上げが続いていましたが、札幌ではここ数日前から、ついに売り切れのお店が続出しています。一体なぜなのでしょうか。今回は札幌の卵不足がいつまで続くのかや、どこに行けば買えるのか調べてみたのでまとめたいと思います。
卵不足の原因
卵不足の原因は、最近北海道の千歳市で発生している高病原性鳥インフルエンザが大きく影響しています。千歳市は道内でも一番鶏卵の生産量が多い地域とされており、現時点で千歳市のニワトリの殺処分数は120万羽を超え、道内のニワトリの飼育数の2割にあたる数の殺処分が行われています。また、殺処分によりニワトリの数が減っているだけでなく、鳥インフルエンザが発生した農場の周囲10km以内にある6つの養鶏場の約61万羽についても、移動や出荷の制限が行われていることが今回の卵不足にも影響しています。
卵不足は札幌だけ?
今回の卵不足でひとつ気になるのが、札幌以外の他の地域では卵は売り切れになっているのかどうかですが、全国的・道内他地域でも卵は品薄になっているものの、札幌のように多くのお店で売り切れ続出といったことにはなっていないようです。これは、今回鳥インフルエンザが発生した養鶏場が、札幌での流通量の多い大手会社だったことが大きく影響していると思われます。
卵不足はいつまで続くのか
札幌の卵不足はいつまで続くのでしょうか。ニワトリが育って卵を生産できるようになるまでは、8カ月から1年ほどかかると言われています。そのため、卵の流通が元に戻るまでは1年という長い時間がかかることが予測されます。しかしその一方で、卵は今回鳥インフルエンザが発生した千歳市だけで生産されているわけではなく、また、現在行われている鳥インフルエンザが発生した養鶏場10km以内の出荷制限も、消毒実施後、安全性を確認した上で徐々に解除(3~10kmは4月25日から、3km以内は5月6日から農林水産省と道で協議)される予定のため、今のような売り切れ続出といった状況は徐々に改善されると考えられます。
卵を売っているお店
卵不足は徐々に改善されるとはいえ、毎日卵を食べていた方にとっては、早くいつものように卵を食べたいものですよね。SNSやネットの情報から、札幌市内で卵を売っているお店を調べて、まとめてみましたので参考にしてください。わりと買えるスーパーでも、朝棚に並んだ卵も数時間後には売り切れてしまうことも多いので、できるだけ早い時間に買いに行くことをおすすめします。
【スーパーダイイチ】わりと買える
【セイコーマート】わりと買える
【コストコ】普通に買える
【コンビニ(セブンイレブン・ローソン)】店舗によっては買える
【ドラッグストア(サツドラ・ツルハ)】売り切れ多い
【COOPさっぽろ】売り切れ多い
【マックスバリュ・イオン】売り切れ多い
【東光ストア】売り切れ多い
【生鮮市場】売り切れ多い
【卵の直売所】人が殺到
割高にはなりますが、ネットで注文するとういう方法もあります。
最後に
以上、今回は札幌で起きている卵不足について紹介しました。食卓に欠かせない食材なだけに、いつもどおり卵が食べられるよう早く状況が元に戻るといいですね。