日本一寒いまちとして知られる陸別町ですが、実は夏はとても暑くなることはあまり知られていません。今回は、陸別町の夏と冬の気温差や昼夜の気温差について紹介したいと思います。
夏と冬の気温差
まずは陸別町の月ごとの平均気温を見てみましょう。
1年で一番寒くなる1月には、日の最低気温の平均がマイナス20℃近くになっています。最高気温もマイナスで、1日を通してプラス気温にならない日が多くなっています。1年で一番暑くなるのは8月で、平均気温は約19℃となっています。ただ、これはあくまでも平均、次に過去の歴代最低気温と最高気温を見てみましょう。
過去最も寒くなったのは2000年で、気温マイナス33.2℃。一方、過去最も暑くなったのは2019年で、気温37.8℃となっており、その差はなんと驚愕の71℃!恐ろしい気温差ですね。ちなみに、南国のイメージのある沖縄の那覇でも、過去最高気温は35.6℃と陸別の記録よりも低い気温になっているからさらに驚きです。
なぜ夏と冬でこんなに気温差が生じるのかというと、それは陸別が周囲を山に囲まれた盆地の地形となっていることが主な理由です。
盆地の夏が暑くて冬は寒くなる理由はこちらの記事で詳しく紹介しているので、気になる方は参考にしてくださいね↓
昼と夜の気温差
昼夜の気温差について、2010年から2022年の期間で大きい順に並べてみました。
最も気温差が大きくなったのは2019年で、その差はなんと29.7℃。お気づきの方もいるかもしれませんが、上で紹介した過去最高気温を記録した日でもあります。1日の中で30℃近い気温差があるなんて信じられないですね。
なぜ昼夜の気温差がこんなに大きくなるのかというと、これもやはり陸別が盆地の地形であることが関係しています。気になる方は、こちらの記事で詳しく紹介しているので参考にしてくださいね↓
最後に
今回は陸別町の夏と冬、昼と夜の気温差について紹介しました。人の体調にとっては厳しい気温差ですが、野菜などの作物の栽培にとっては気温差がとても大切だとされています。日本一寒いまちとして知られる陸別町ですが、夏は沖縄よりも暑くなることがあるというのも驚きですね。