北海道の雪はいつからいつまで?初雪や積雪の平年・最早・最遅の記録も紹介

北の暮らし / 移住

北国である北海道では、例年12月頃から3月頃まで雪が降る冬の季節になります。しかし、広大な面積を誇る北海道では地域により雪の早い遅いが大きく異なるほか、年によっても大きな差があります。今回は北海道の初雪や積雪の平年値や最も早い記録、最も遅い記録などを各地域ごとに紹介したいと思います。

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初雪

広大な面積のある北海道では地域によって雪の期間や降る量も大きく異なります。道東の釧路では冬を通して1mくらいしか雪が降らないのに対して、多い地域では冬の間に10m以上の雪が降るところもあります。一年で最初の雪が降る初雪の日も地域によって大きな差があります。

平年

気象庁の記録による初雪の平均を北海道内の街ごとに見てみたのが下の図です。

初雪は北海道内でも北の方ほど早くなります。北海道内で最も初雪が早いのは最北端のまち稚内や冷えやすい盆地に位置する旭川で、例年10月19日前後に初雪が降ります。最も遅いのは気温が高い道南の函館付近ではなく、一年を通して雪があまり降らない道東の釧路付近で、例年11月7日前後での初雪となります。このように同じ北海道内でも地域によって20日近く初雪の早さに地域差がみられます。

最早・最遅の記録

北海道で統計が開始されて以降、最も早く初雪が降ったのは1898年の旭川で、10月2日となっています。このほか、道内の各まちで最も早い初雪の記録が下の図になります。


一方、最も遅い初雪は1928年の釧路で、12月9日の記録となっています。このほか、道内の各まちで最も遅い初雪の記録が下の図になります。

札幌を例にとってみると、最も早い初雪が10月5日なのに対して最も遅い初雪の記録が11月20日となっており、年によって1カ月半ほどの開きがあることになります。

最後の降雪

11月頃に初雪の降る北海道ですが、一方で雪が最後に降るのはいつ頃なのでしょうか。下の図は冬シーズンの最後に雪が降る日の平均です。

北海道では例年4月頃まで雪が降る日がありますが、雪が最後に降る日も地域差があり、北に行くほど遅くまで雪が降る傾向があります。道南の函館では例年4月16日前後に最後の雪が降るのに対して、最北のまち稚内では例年5月10日頃に最後の雪が降ります。広い北海道では雪の最終日も地域によって1カ月ほどの差があることになります。

平年値

積雪

根雪

地域によっては10月頃から雪の降る北海道ですが、その時期の雪が街中に長く残ることはありません。降り積もった雪が春まで長期間残る雪を北海道などの北国では「根雪(ねゆき)」と呼ぶことがあります。根雪になる雪が降るのは例年12月頃ですが、これにも北海道内では大きな地域差があります。

長期積雪(日最深積雪1cm以上)の初日

根雪になるかどうかはその地域の雪の量や気温によって大きく左右されます。上で示したまちの中で最も根雪になるのが早いのが盆地に位置しており、冬の間特に寒くなる旭川で、例年11月24日前後に根雪が降ります。このほか上の図にはありませんが、スキーリゾートとして有名な倶知安(くっちゃん)も雪の量が多いため、11月21日前後には根雪となります。一方で、道内でも気温の高い地域の室蘭や、冬の間を通して降雪量の少ない根室や釧路などでは年末年始くらいまで根雪になりません。

雪解け

街中の雪が溶けて積雪が無くなる時期も同じように地域差があります。下の図は冬の間積もっていた雪が無くなる日の平年値を示しています。

長期積雪(日最深積雪1cm以上)の終日

根雪になるのが遅い地域は雪解けも早く、比較的気温の高い室蘭や函館、降雪量の少ない釧路などは例年3月10日前後に街中の雪がなくなります。一方で、旭川や小樽などでは4月の上旬まで街中に雪が残っています。

最後に

以上、今回は北海道の降雪や積雪の始まりや終わりについて紹介しました。北海道内では地域によって大きく雪の時期や量が異なることが分かってもらえたでしょうか。

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