本州から北海道までを繋ぐ北海道新幹線、札幌への延伸は2030年が予定されおり、現在は新函館北斗駅が北海道側の起点・終点となっています。新函館北斗駅は函館市街からは少し離れたところにあり、市街までは新幹線を降りた後の移動が必要になります。また、札幌まで行きたい方も新幹線延伸までは、新函館北斗駅からさらに札幌まで移動する必要があります。今回は、新函館北斗駅から函館や札幌までの移動手段について紹介したいと思います。
新函館北斗駅から函館駅まで
新函館北斗駅から函館駅までの移動は、両駅を結ぶアクセス電車「はこだてライナー」の利用がメインになります。新函館北斗駅から函館駅まで運行しているバスもありますが、経由地が多いため所要時間は長くかかってしまいます。タクシーで移動する場合、両駅の距離は18kmほどあり、所要時間約30分、料金は4,000円から6,000円程度になります。
なお、新函館北斗駅から函館駅まではこだてライナーで移動する際に注意したいのが、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードの利用ができないことです。JR北海道では、2024年春には両駅の区間でもICカードの利用ができるようになる予定だとしています。
函館観光や出張で車を利用する場合はレンタカーも候補になります。レンタカーの場合移動時間は30分程度です。
新函館北斗駅から札幌駅まで
新函館北斗駅から札幌駅まで移動する場合、候補としては電車、バス、レンタカー、飛行機の4つがあります。
電車の場合、特急「北斗」の利用がメインになります。上りと下りそれぞれ1日に12本運転されています。料金は指定席と乗車券合わせて9,440円、所要時間は約3時間30分です。予定が早めに決まている場合、JRのインターネット予約サービス「えきねっと」を使って「えきねっとトクだ値」で購入すると特急北斗の利用が最大30%OFF(片道6,590円)になります。期間限定でさらに安くなる「お先にトクだ値」も販売されます。
バスの場合、「函館特急ニュースター号」と「高速はこだて号」を利用できます。合わせると1日15本前後の運行です。料金は片道3,920円~4,900円で、最安値は函館特急ニュースター号をネット予約した場合になります。所要時間は約5時間で、夜行バスの場合約6時間になります。
飛行機の場合、新千歳空港と函館空港をANA直行便(1日1~2往復)、丘珠空港と函館空港をJAL直行便(1日3~6往復)が運航しています。時期や運賃タイプにより変動しますが、料金は片道約7千円から約1万9千円です。移動時間は約40分ですが、実際には空港までの移動時間も加わります。新函館北斗駅から函館空港までは約1時間、丘珠空港から札幌駅までは約45分、新千歳空港から札幌駅までは約40分かかります。
レンタカーを利用する場合、札幌までは約230kmあり、一般道路では約4時間30分、高速道路を利用すると約4時間ほどになります。
移動時間を考えるとおすすめは電車の利用ですが、安く移動したい場合はバスの利用も候補になります。レンタカーは寄り道して観光したり、途中で登別や洞爺湖などで一泊するような場合には便利なので、候補になってきます。飛行機は空港までの移動時間を含めるとトータルでは電車とあまり変わらないくらいになってしまうのであまりおすすめはできません。
こちらの記事でも函館から札幌までの移動について詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。