【令和の米騒動】北海道では札幌でもお米が買えない!売っているお店は?新米はいつから?

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札幌をはじめ道内のスーパーの棚からもお米が消える現象が起きている今回の「令和の米騒動」。日本人の主食でもあるお米が買えなくなってしまい、困っている方も多いと思います。今回はそんな「令和の米騒動」について、原因は何なのか、いつまで続くのか、どこで買うことができるのかなどまとめてきたいと思います。

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米騒動の原因

今回の「令和の米騒動」ですが、そもそも原因はなんのでしょうか。各種メディアでは「地震への不安によるコメの買い占め」「猛暑や雨不足による生産減」「減反による生産調整」「インバウンドによる消費増」「小麦価格の高騰」など様々な原因が叫ばれています。実際にはこれらの要因のどれもが影響しており、複合的に起きたことによってお米の品薄が起きていると考えられます。

流通量の減少

昨年2023年のお米の生産は全国的には平年並みであったものの、秋田や新潟などの一部の地域では、猛暑や雨不足の影響によりやや不作な状況となりました。これらの地域では収穫されるお米の量が減るだけではなく、品質が落ちてしまい、見た目の悪いコメなどを流通段階で取り除いたため消費者への供給量は減ってしまっていました。
お米の生産量が減った原因としては政府やJAによるお米の生産調整も影響しています。農水省では人口減少により毎年10万トンペースで消費が減る計算でお米の生産をコントロールしています。このコントロールは消費に対して生産量が多くなってしまうと、値段を下げて売る必要が出てくるため、お米の値段を維持する目的で行われていますが、少しでも需要が高まると今回のようなお米不足が生じるというマイナス点もあります。

消費量の増加

お米の不作や生産調整による流通量の減少の一方で、国内でのお米の消費は高まる状況が続いていました。その原因のひとつがインバウンド需要です。コロナが落ち着いたことで、国外からの旅行者は多く増加し、外食需要が高まりました。ただ、旅行者が日本食をべることによるお米への影響は単独ではそこまで大きいものではなく、お米の消費量が増えたのにはほかにも複数の要因が影響しています。
お米の消費量が増えた要因のひとつとして言われているのが小麦の価格高騰です。ロシアによるウクライナ侵攻や円安の影響で、最近はパンや麺類など小麦製品の価格が大きく上がっています。この影響を特に受けるのが学校給食で、価格の上がったパン等からお米へのメニュー変更が多く行われていました。
また、南海トラフ地震への不安からお米を買い占めた人がいることによってお米の消費が急に高まったことも品薄状態に影響を与えたといわれています。

新米はいつから出荷?

スーパーの棚からお米が消える状況が続いていますが、北海道では秋になると新米の収穫が始まることから、今回の米騒動はもう少しで解消されると言われています。北海道の新米の収穫は9月10日までに開始され、9月中旬にはスーパーなどのお店に並ぶようになります。今年2024年はお米の生産も例年に比べて並み~やや豊作な状況であり、新米の流通が待ち遠しいところです。ただ、流通する新米の価格は、人件費や燃料費の高騰によりかなり値上がりするとみられており、5kgのお米で750円、10kgのお米で1,500円ほど上がると言われています。

いま売っているお店は?

もう少しで新米がスーパーに並ぶことで解消されると言われる令和の米騒動ですが、日本人の食事に欠かせないお米をもっと早くほしいと思っている方も多いのではないでしょうか。札幌や旭川ではスーパーを何店舗も巡ってもお米が買えない状況が続いていますが、お店にもよるもののお米の入荷が全くないわけではなく、スーパーでもお米の入荷は少量ながら行われています。ただ、入荷してもすぐに売れてしまうため、なかなかタイミングが合わないと買えない状況になっています。多くのスーパーでは開店時間付近にお米を入荷して店頭に並べるところが多いため、そのタイミングを狙ってお店を訪れることができれば、お米を買える可能性が高くなります。また、ドラッグストアなどお米を買う目的で行く人が少ないお店もお米を買いやすい穴場です。
また、店頭では売り切れが多いお米ですが、ネットでは普通に販売されているので、ネット注文するのもおすすめです。

【NEWS】
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・北海道の子育て世帯にお米や牛乳に使える商品券などがもらえる「お米・牛乳子育て応援事業」第2弾が2024年に開始されます(詳細記事はこちら)!

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