ケヒコが倒産で北海道の業務スーパーはどうなる…旭川永山店や札幌藤野店のオープンに影響は?

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北海道内で業務スーパーをフランチャイズ展開する「ケヒコ」が横浜地裁に破産申請をしたことが報道されています。業務スーパーは現在、道内に33店舗を展開しており、今年の夏には旭川の永山店、秋には札幌南区の藤野店がオープンする予定となっていましたが、そこにも影響があるのでしょうか。

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業務スーパーについて

業務スーパーはお店で使うような業務用サイズの食品が、一般の方でも安い値段で買えることで人気のスーパーです。普通のスーパーには置いていないような量やサイズの商品がたくさんあり、コストコのように年会費や登録は必要なく、誰でも利用することができます。業務スーパーを運営している大本は食品スーパーを中心に外食や再生可能エネルギー事業も手掛けている兵庫県の(株)神戸物産で、業務スーパーはフランチャイズチェーンとして展開されています。神戸物産が国内外の工場で製造したオリジナル商品などを「毎日がお買い得」をコンセプトにチェーン店で安く販売しており、道内には現在33店舗、全国では1000を超える店舗を展開しています。

ケヒコの破産

北海道内で業務スーパーをフランチャイズ契約して展開していたケヒコが横浜地裁に破産申請を行いました。ケヒコは社長による会社資金の私的流用や不採算事業への投資が問題で経営が悪化しており、2024年7月18日からは社長の退陣と従業員の雇用継続を伴う自主再建を求めてストライキが実施されていましたが、24日から営業を再開したところでした。ケヒコが道内で業務スーパーを運営しているのは7店舗(すすきの狸小路店、苫小牧店、苫小牧東店、室蘭店、岩見沢店、滝川店、旭神店(旭川市))であり、破産に伴ってこの7店舗がどうなるのかはまだ決まっておらず、店舗施設の売却先など事業の引き継ぎ先が今後の焦点となっています。

他の店舗への影響は

破産をするケヒコが運営するのは道内で7店舗で、それ以外は他の会社によりフランチャイズ展開されているため、ケヒコ破産の影響はありません。業務スーパーは今年の8月初旬に旭川の永山店をオープンする予定ですが、運営はケヒコとは異なる「三ッ輪商会」であるため、当初の予定通りオープンする見込みです。旭川市内にはすでに業務スーパーが2店舗あり、「旭川緑町店」は同じく「三ッ輪商会」が運営していますが、「旭神店」は倒産するケヒコが運営していたため、今後どうなるのかは明らかではありません。
業務スーパーは今年の秋には札幌南区に「藤野店」をオープンする予定ですが、そちらも運営はケヒコとは異なる「G-7スーパーマート」であるため、今回の騒動の影響はないものとみられています。

【ケヒコが運営】
すすきの狸小路店
苫小牧店
苫小牧東店
室蘭店
岩見沢店
滝川店
旭神店
【他の会社が運営】
旭川緑町店
厚別西店
恵庭店
大曲柏葉店
小樽店
帯広西5条店
上磯店
上野幌店
菊水元町店
北郷店
北見小泉店
北見三輪店
清田店
釧路昭和店
静内店
新発寒店
千歳清流店
千歳店
月寒西店
月寒東店
手稲星置店
苫小牧西店
屯田店
西野店
函館田家店
八軒店
伏古店
本通店
永山店(2024年8月初旬オープン)
藤野店(2024年秋オープン)

【NEWS】
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