明治から発売され長い間親しまれてきたキャンディー「チェルシー」は2024年3月に販売を終了してしまったところですが、早くも同年9月から「北海道限定」商品として復活しました。
チェルシーの販売終了
1971年に明治から「バタースカッチ」と「ヨーグルトスカッチ」の2種類の味で、発売を開始したキャンディー「チェルシー」は、約50年間日本国民に親しまれてきましたが、売れ行きの低迷から2024年3月に販売を終了することになりました。チェルシーはもともとスコットランドの伝統的なお菓子を参考にして生まれたキャンディで、発売当初2種類だった味も次第に増えて、2002年には約25億円の売り上げがあったそうです。しかし、徐々に売り上げは下がっていき、最近では売り上げは5分の1の5億円まで落ちていました。
道内限定で復活
販売を終了してしまったチェルシーですが、長年親しまれてきたロングセラー商品をなんとか復活させたいという想いから、明治のグループ会社である函館の道南食品株式会社の手によって北海道内限定商品として復活することになりました。
道南食品は北海道土産の定番である「サイコロキャラメル」などを製造しているお菓子製造メーカーで、販売を終了してしまったチェルシーを「何とか形を変えてでも継続したい」という想いから、北海道の乳製品やビート糖を原料として北海道限定の特別なチェルシーとして開発をスタートさせました。
今回、北海道限定お土産品として発売されるチェルシーは、材料に北海道産の発酵バターや生クリーム、ビート糖を使用し、これまでキャラメルやチョコレートの製造によって培ってきた道南食品の製菓技術をもとに、生キャラメルのような「生食感」の新しいチェルシー「生キャラメルガナッシュ バタースカッチ味」として復活します。ロゴや花のイラストはオリジナルのチェルシーのままとなっています。
内容量:90g
希望小売価格:864円(税込)
賞味期限:12ヶ月
発売エリア:北海道内限定
どこで買える?
2024年9月3日発売の「北海道生食感チェルシー バタースカッチ味」ですが、新千歳空港では8月から先行販売が開始されていました。今後は北海道内の各地のお土産品店などで広く販売されます。ただ、大人気のチェルシーは現在、入荷してもすぐに売り切れてしまう状況が続いているそうです。
札幌周辺では狸小路のお土産店やモユクサッポロ、ココノススキノ、札幌駅近くのお土産店やどさんこプラザ、大倉山ジャンプ競技場や北海道ボールパークFビレッジなどの観光施設、小樽のお土産店、新千歳空港などで広く販売されています。
道南食品のある函館では五稜郭タワーや有名ホテルの売店、函館海鮮市場、函館空港などで販売されています。
このほか、北海道内では道北や道東の知床まで広い範囲のお土産屋さん、ホテル売店、道の駅などで販売されています。
また、お店まで買いに行けないという方のためにネットでも販売されているので、こちらもおすすめです。
実食
早速買ってきました。購入したのは札幌駅中にある「どさんこプラザ札幌店」です。どさんこプラザでも入荷は不定期ですぐに売り切れてしまうことも多く、1人2点までの限定販売になっていました。購入価格は税込み864円(標準21個入り90g)です。
袋は思っていたよりも大きく、縦約24cm、横約17cmあります。
標準は21個入り(90g)ですが、今回の袋には22個入っていました。個包装になっているので、職場や学校などでのばらまきにも向いていそうです。
中身がこちら。一辺約1.5cmほどのキューブになっています。
とても柔らかく、生キャラメルのような口あたり!
バターの濃厚な香りが最高!パクパク何個も食べられそう!