旭川市の今津寛介市長は8月28日の会見で、パリオリンピックやり投げで金メダルを獲得した北口榛花選手の凱旋パレードを10月13日に行うと発表しました。
北口榛花選手と旭川の関係
「そもそも旭川市と北口榛花選手にはどんな関係があるの?」という方のために簡単に北口榛花選手について紹介したいと思います。
北口榛花選手は1998年生まれの旭川市出身のやり投げ選手です。父はパティシエで旭川市内のホテルの製菓料理長、母は元実業団のバスケット選手という家庭に生まれました。父がヘーゼルナッツ好きであることから名前に日本産ヘーゼルナッツの「榛(ハシバミ)」という漢字を使ったそうです。
3歳から水泳をはじめましたが、当時指導にあたっていたコーチの話では、練習のときは泣いてばかりだったものの、ゴーグルの中に涙をためながら泳ぐ負けず嫌いな姿を見せていたそうです。競泳では中学校(北海道教育大学附属旭川中学校)のときに全国大会にも出場しています。
小学生(北海道教育大学附属旭川小学校)になってからはバドミントンもはじめ、小6のときには団体で全国優勝も果たしています。後に日本代表になる山口茜とも対戦したことがあるそうです。
高校(北海道旭川東高等学校)に進学してからは顧問に誘われて陸上競技をはじめ、やり投げをはじめてわずか2カ月にもかかわらず北海道大会で優勝しています。2年生のときには全国高等学校総合体育陸上競技大会も制覇しました。3年生のときには陸上の世界ユース選手権女子やり投げで金メダルを獲得しています。
高校卒業後は日大に進学して旭川を離れたものの、コーチが退任したことで指導者が不在の状態が続き、成績が低迷してしまいますが、そんな現状打破のため、単身でチェコにわたり武者修行をしています。
その後はJALに所属し、ブタペスト世界選手権で金メダルを獲得、先日のパリオリンピックで金メダル獲得など目覚ましい活躍を見せています。
凱旋パレード
旭川市長は北口榛花選手のパリオリンピック金メダル獲得を受け、旭川で凱旋パレードを開催することを発表しました。凱旋パレードは10月13日(日)午前11時から行われる予定です。場所は旭川駅前の歩行者天国「買物公園」で7条通から1条通までの約1キロメートルの区間で行う予定になっています。凱旋パレードは北口選手がオープンカーに乗って約30分間行われます。また、パレードの前には、午前10時半から市の総合庁舎前に観覧席を設けてセレモニーを行い、市民栄誉賞の授与やパリオリンピックの結果報告が行われる予定となっています。
詳細は今後発表され次第改めて紹介する予定です。
■セレモニー
【場所】旭川市役所
【日時】2024年10月13日(日)10:30~
■凱旋パレード
【場所】買物公園(7条通~1条通)
【日時】2024年10月13日(日)11:00~